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働く男のネイビージャケット ノータイ編
2017.07.04
MACKINTOSH LONDON
相反する要素を両立させる卓越の生地と仕立て技術
湿気を帯びた空気が重々しく感じられる夏。身も心も軽やかになるライトウェイトのジャケットは、活動的なオンタイムをサポートしてくれる。だが、生地の厚みや芯地類を減らして軽さを追求すると、必然的にテーラードジャケット特有のりりしい立体的フォルムを表現しにくくなる。
そんな相反する要素を見事に両立させたのが、マッキントッシュロンドンのネイビージャケットだ。ウールに弾力性と吸湿性に富むモヘアを混紡した糸を強く撚(よ)って織り上げた生地は、目付け約190g/mと非常に軽量かつ極薄の仕上がり。通気性も抜群で、ナチュラルなストレッチ性により窮屈感を感じさせず、なおかつハリがあるのできちんと見える。また、芯地を極力省いて軽量性を追求しつつも、高度な仕立て技術により、立体的でモダンなフォルムとなっており、格式の高い席にも十分通用する品格を備えている。高品質な生地と卓越の技術がひとつになることで完成した逸品である。
肩部分にのみ保形のための芯材を用いることで、驚くほどの軽さと凛とした立体感を両立。ナチュラルなフォルムにモダンさを感じる。
ジャケット¥86,000/マッキントッシュ ロンドン(SANYO SHOKAI カスタマーサポート 0120-340-460)、シャツ¥28,000/エリコ フォルミコラ、チーフ¥3,500/アイネックス(ともにトゥモローランド 0120-983-522)、パンツ¥31,000/インコテックス(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007)、眼鏡¥38,000/フォーナインズ(フォーナインズ 03-5797-2249)、時計¥600,000/グランドセイコー(セイコーウオッチ お客様相談室 0120-061-012)、バッグ¥66,000/フェリージ(フェリージ 青山店 03-3498-6912)、シューズ¥76,000/クロケット&ジョーンズ(ビームス ハウス丸の内 03-5220-8686)
J.PRESS
最高峰のリネン生地で別格の着心地と品を味わう
現代の市場には、あまりにも選択肢が多い。ビジネスウエアも例外ではないが、コストパフォーマンスを考慮しつつ、モノがあふれるいまこそ吟味すべきは、その道のNo.1だろう。なぜならそれが、最も合理的な選択だからだ。そして今夏、最良のリネンジャケットを探しているなら、J.プレスのネイビーリネンジャケットが正解だ。
J.プレスが誇るアメリカントラディショナルスタイルを踏襲しながらも、スマートなボックスシルエットでモダナイズしたネイビージャケット。その生地はリネンの最高峰、アイリッシュリネンのなかでもトップに位置するエンブレム社の「ライトモガシェル」だ。通気性やハリとコシ、耐久性など、リネンの特性に加え、非常に軽量で柔らかく、さらに繊細な光沢もたたえる。クオリティーの差が比較的出やすいリネンジャケットにあって、別格の快適さと高級感を堪能できるはずだ。しかも極めて上質な生地を用いつつ、コストパフォーマンスも申し分ない。
バーズアイ風の細かな織り柄とデニムのようなナチュラルなムラ感に高級感が漂う。上質なリネンならではの柔軟さと軽さも味わえる。
ジャケット¥59,000、シャツ¥15,000/ともにJ.プレス(オンワード樫山 お客様相談室 03-5476-5811)、パンツ¥40,000/インコテックス(スローウエアジャパン 03-5467-5358)、チーフ¥6,400/フィオリオ(シップス 銀座 03-3564-5547)、バッグ¥54,000/ペッレモルビダ(ウエニ貿易 03-5815-5720)
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Model Photograph:Yoshihiro Kawaguchi
Still Photograph:Takashi Nishizawa(DOUBLE ONE)
Styling:Masayuki Sakurai Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Text:Yasuhiro Takeishi(City Writes) Edit:Kenji Washio