紳士の雑学
組み合わせの妙技で上司からの印象をよくする
2017.09.21
スーツスタイルの要となるVゾーン。コーディネートの印象は、スーツ、タイ、シャツの組み合わせによって大きな差が出る。今回の企画では5着のスーツとともに、スタイリッシュなVゾーンの合わせ方を20日間にわたって披露。同時にやってはいけないNG例も紹介しつつスーツの着こなしテクニックを磨く。
上司との会食があるときは、慎ましくもどこか主張のあるスタイルで印象を残したい。その絶妙なあんばいが難しいところだが、柄や色の組み合わせによって難題をクリアしよう。
この場合に効果的なのはストライプのスーツ。キリッとシャープな印象で存在感をアピールできる。シャツは白いボタンダウンのアイテムをチョイスして、スーツの特徴を生かしつつ、どことなくカジュアルな印象も加え、会食に備える。そこに合わせるのは小紋柄のウールタイ。カジュアルさを後押しする組み合わせだが、ブラウンなので、落ち着いた印象を与えられる。
間違えやすいNG例
同じように“ウール”“ブラウン”という特徴があっても、ニットタイを結ぶのは禁物。タイの表情が出すぎていて、カジュアルさが過剰に強調されてしまうし、着こなし的にもチグハグなので、かえって悪い印象を与えかねない。小紋柄でさりげなく主張するくらいが、この場合は丁度いい。
※掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph:Sunao Ohmori (TABLE ROCK.INC)
Styling:Masahiro Tochigi(QUILT)
Text:Yuichiro Tsuji