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ファッション トレンド スナップ12
エルメネジルド ゼニアのCEO&デザイナーに見るパーティースタイル

2017.10.13

写真・図版 大西陽一

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イタリアを代表するファッション ブランドのエルメネジルド ゼニアは、今年で日本上陸50周年。
それを記念した日本限定の特別なコレクションが発売されました。今回は、いつもの海外編ではなく、伊勢丹メンズ館で行われたポップアップストアのオープニングイベントでのスナップから大人のパーティー スタイルを解説します。

伊勢丹メンズ館の会場には、エルメネジルド ゼニアのCEOのジルド・ゼニアさん(左)デザイナーのアレッサンドロ・サルトリさん(中央)、俳優の松田龍平さん(右)がこのために勢ぞろい。

ちなみに松田龍平さんは、日本でブランドイメージを伝える日本人代表としてエルメネジルド ゼニアのオリジナルムービー(https://www.zegna.jp/)やスチール写真に登場しています。

今回のパーティーは伊勢丹メンズ館1階のポップアップストアの中で、シャンパンやイタリアのワインが振る舞われるカジュアルな雰囲気でした。
このようなときの服装は意外と難しく、華美になりすぎても浮いてしますし、普段のスーツでは地味で晴れな感じが出ません。
また、モードな感じにパーティースタイルを着崩したいという方も多いはず。

その完璧なお手本がこのお二人。王道スタイルとモードスタイルに見事に分かれているので、お好きなほうをお選びいただけます。

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それでは、ジルド・ゼニアさん(左)とアレッサンドロ・サルトリさん(右)のコーディネートを上半身から比較しながら解説していきましょう。

ジルド・ゼニアさんのスーツはネイビーで普通のクラシックなものに見えますが、実は細かなところにトレンドが隠されています。
まず、形。マンハッタンというモデルで、エルメネジルド ゼニアのスーツのなかでも都会的なシャープなラインが特徴で、襟はとがったピークドラペル、右の腰ポケットの上には小さなチェンジポケットが付いています。

パーティーのときは、普通の襟の形(ノッチドラペル)よりこのピークドラペルのほうがフォーマル感が強く出ます。
ジルド・ゼニアさんが着ているスーツはオーダーなので既製品はありませんが、日本のショップでこのイメージに近いスーツを手に入れることが可能です。
オーダー価格320,000円(税別)~。
Vゾーンはイタリアらしいネイビーのタイ(羊のワンポイント入り)に白シャツ。

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アレッサンドロ・サルトリさんはスーツではなくWジャケット×ウールのスエットパンツというトレンディーなスタイリング。
Wジャケットは、生地がブラックで、通常4~6個付くボタンが2個だけというかなり攻め攻めのデザインです!
インナーは丸首のブラックセーター。普通ならインナーをシャツにするところですが、彼ならではのハズシのテクニックがここに。
まねするときに気をつけたいのは、セーターの網目が細かいものを選ぶこと。ここが、もさもさした網目の太いシェットランドセーターとかはNGです。フォーマル感が出なくなってしまいますから。

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次は足元。今回のジルド・ゼニアさんのコーディネートの場合の王道の靴選びは、黒のひも靴(プレントウかストレートチップ)が基本。
しかし彼が選んだのは、このキルトとタッセル(房飾り)ローファー。上着はクラシックですが、足元にトレンドをさりげなく採り入れています。
イタリアでは、こうしたキルトタッセルが男女ともに静かなブームが来ています。

パンツの裾は折り返し(約4.5cm)がつけられ、ほとんどクッションがつかないくらいの股下の長さで仕上げています。
ここが、長すぎるとスマートに見えません。

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上の靴は日本で手に入るもので、色は濃いネイビーのみ。149,000円(税別)。

次はアレッサンドロ・サルトリさんの足元をチェック。
なんと白いスニーカーでパンツの裾はスエットパンツのようなゴムのリブ仕様です!

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彼にこのコーディネートのことについて聞いてみると「いまのトレンドは、どこかにジョギング スタイルを取り込むところ」とのアンサー。

全身ブラックでまとめているのに足元だけホワイトというコーディネートは、日本ではかなり斬新に見えますが、実はこのような上半身の色とコントラストの強い色のスニーカーを履くスタイルは、ミラノやロンドンの秋冬トレンドのひとつなのです。

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アレッサンドロ・サルトリさんが履いていたのと同じ白スニーカーは、日本で購入可能。109,000円(税別)。

商品のお問い合わせ先 ゼニア  カスタマーサービス 03-5114-5300

プロフィル
大西陽一(おおにし・よういち)
数々の雑誌や広告で活躍するスタイリスト。ピッティやミラノコレクションに通い、日本人でもマネできるリアリティーや、さりげなくセンスが光る着こなしを求めたトレンドウォッチを続ける。

Photograph & Text:Yoichi Onishi

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