旬のおすすめ
洒落者たちのスーツ、真冬のマイルール。
第4回 難しそうな柄オン柄も細部の計算で軽やかに
2017.12.14
世界を舞台に活躍する男たちの、スタイルの要諦。深い知識と愛情をもってファッションを楽しむ7人から、真冬のスーツスタイルを委細まで学ぼう。
SDI 専務取締役
藤枝惠太さん
一見上級者向けに思われがちな“チェックオンチェック”は、セットアップだと意外にも採り入れやすいと藤枝さん。
「意識したのは、軽さをいかに演出するか。紡毛の厚みや柄同士の重なりで、重たくならないよう、ボタンはカジュアル感のあるふたつボタンに、アクセントもチーフではなくスーツの色を拾ったメガネで抑えめに。パンツのダブル幅もあえて3㎝に設定し、足元も軽やかさをもたせました」
スーツとは、個性を主張しつつ、相手へのリスペクトを表現するものだと語る。
「特にネクタイは重要で、スーツはネクタイで完結すると僕は思っています。今日は、柄に負けない素材感、ほんの少しの色気が出たらとジャカード織りのペイズリー柄を選びました」
【MY RULE】Vゾーン構築の緻密な方程式。
「遠目無地のジャカード織りのネクタイで、チェック柄のVゾーンに、ペイズリー柄の色気を加えました」
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Shuya Nakano(tron), Yusei Fukuyama
Edit:Jun Takahashi(copro system)
Text:Noriko Oba