紳士の雑学

知っておきたい、鞄の種類[1]

2018.03.06

優秀なホテルマンは、鞄を見ただけで客人の人となりを判断できると聞く。男の装いにおいて、鞄はあくまでも脇役。しかし、道具として納得できるかという視点から吟味されたモノであるゆえに、持ち主の仕事観、ひいては人生観を雄弁に物語る、自身の分身という役目を担うことも忘れずに──。

Style 代表的な意匠

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<ATTACHE CASE> アタッシュケース
錠前付きの箱型書類収納用ケース。革素材に木枠のフレームの作りが本格派だが、アルミ合金や樹脂など多様なタイプが存在する。通常、開閉時は横置きにする。また、内装は書類をファイリングできるように仕切りが設けられている。アタッシェとはフランス語で大使館員や駐在武官・書記官のこと。彼らに愛用されたことが名称の由来とされる。

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<BRIEF CASE> ブリーフケース
書類用鞄の総称。広義にはアタッシェケースやダレスバッグなどもこれにあたるが、一般的には薄マチの鞄を指す場合が多い。ブリーフとは指令書や訴訟書類の意味。近年は持ち手が2本のファスナータイプが人気だが、開口部がかぶせタイプの伝統的なものや、ショルダータイプもある。A4用紙を折らずに収納できるサイズが多い。

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<CLUTCH BAG> クラッチバッグ
クラッチとは、しっかりとつかむという意味の英語で、提げ手やショルダーストラップなどがなく、手に抱えて持つ鞄をこう呼んでいる。広義にはポーチと呼ばれる小物収納用の小型バッグもそのひとつ。また、内装に書類用の仕切りなどがあるディテールの三方がファスナーで大きく開く二つ折り式のクラッチバッグは、特にポートフォリオと呼ばれる。

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<DULLES BAG> ダレスバッグ
書類用鞄のひとつ。口金式開口部がガマ口状に大きく開き、書類の出し入れが容易。マチ幅が広く大量の書類を携行可能。中央の錠前のベロも特徴的。1950年代の戦後激動期にたびたび来日したダレス米国国務長官がこの鞄を愛用。これに着目した銀座の老舗鞄店が製作販売時に命名した。正式名はトップフレームブリーフケース。ドクターズバッグとも呼ばれる。

知っておきたい、鞄の種類[2]>>

出典:永久保存版「スーツ」着こなし事典(朝日新聞出版)

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