靴
ジル・サンダーのサンダル、前から、横から、後ろから。
2018.05.15
コンフォートな履き心地なのに、ルーズに見えず、あくまで上品に装える。軽快な足元を演出してくれるサンダルは、これからの季節にはずせないアイテム。お気に入りの一足は、いつもの通り慣れた道も軽やかな足どりに変えてくれることだろう。
それぞれ「ディオール」「シュプリーム」などで研鑽を積んだ、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻をクリエイティブ・ディレクターに迎えた新生「ジル・サンダー」。彼らのバックボーンの豊かさを証明するかのごとく、ほかにはないサンダルが完成した。日本の雪上歩行具「かんじき」を連想させるフォルムは、トレッキングロープから着想を得たウーブンレースを、カウレザー製のソールと組み合わせたデザイン。巻き上がったかかとに取り付けたコードロックで、フィッティングを調節するアイデアもユニーク。斬新なデザインだが、どう合わせるか思案を巡らすのがファッションの醍醐味ならば、まさにうってつけのアイテムといえる。
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
問/ジル・サンダー/オンワードグローバルファッション 0120-919-256
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki (INTO THE LIGHT)
Styling:Tomohiro Saitoh (GLOVE)
Text:Tetsuya Satoh