旬のおすすめ

素材やディテールで差をつけるスエードブルゾンの着こなし

2019.02.15

寒さに対する警戒はまだまだ解けないけれど、気持ちはすでに春へと向いているという人は少なくないはず。新しい季節、今年おすすめしたいのはレザーのアウターだ。ラギッドなライダースジャケットから、大人の品格を漂わせるきれいめなアイテムに至るまで、旬なアイテムを使ったコーディネートを紹介。

スムースレザーのつやっぽい表情に対して、スエードはどこか落ち着いたムードがある。今回はそんなスエードのブルゾンをフィーチャー。大人の品格を感じさせるコーディネートを紹介しよう。

500_EmptyName-7
スエードブルゾン¥110,000(チンクワンタ)、バッグ¥27,000(ダニエル & ボブ/ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)ニットポロシャツ¥20,300(ロベルト コリーナ/シップス 銀座店 03-3564-5547)パンツ¥26,000(ジェルマーノ)、シューズ¥33,000(イル モカシーノ/ともにバインド ピーアール 03-6416-0441

マットな質感ながら上品さを感じさせるスエードの表情。それをいちばん効果的に見せるのは、やはりブラウン系の色だ。その魅力を引き出すように、インナーはブラック、ボトムはホワイトでコントラストをつける。色っぽさを感じさせる配色と質感だが、襟と裾のリブのあしらいや、大きなポケットなど、ブルゾンのスポーティーなディテールが、それを上手に中和している。セットアップ感覚で足元にスエードのローファを持ってくることで、コーディネートに統一感と軽やかさをプラス。例えばこれが黒だったり、スムースレザーのシューズだと、違和感が生まれてしまう。

500_EmptyName-9

また、インナーのアイテムにも注目したいところ。ほどよい品のよさと、カジュアルさを持ち合わせたアイテムは、スエードのブルゾンの魅力を存分に引き立ててくれる。これが鹿の子のポロだとカジュアルすぎてしまうし、普通のシャツだとすこし硬さが出てしまう。スエードやレザーアイテムを主役にする場合、素材に対するイメージが前に出すぎてしまうので、細かなアイテムの配置によってコーディネートの表情(イメージ)をしっかりと作り込み、バランスよくまとめる必要がある。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph : Sunao Ohmori (TABLE ROCK.INC)
Styling : Masahiro Tochigi (QUILT)
Text : Yuichiro Tsuji

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. バーバリー、バブアーに次ぐ人気爆上がり中の英国老舗ブランド、バラクータ。<br>春アウターに最適の一着をビームスで発見!<br>ファッショントレンドスナップ 211

    バーバリー、バブアーに次ぐ人気爆上がり中の英国老舗ブランド、バラクータ。
    春アウターに最適の一着をビームスで発見!
    ファッショントレンドスナップ 211

    カジュアルウェア

    2025.04.02

  2. SNSで話題の「三久飯店」で絶品中華を満喫<br>今だから言える、みんな“サンキュー”!<br>マッチと町中華。【第24回】

    SNSで話題の「三久飯店」で絶品中華を満喫
    今だから言える、みんな“サンキュー”!
    マッチと町中華。【第24回】

    週末の過ごし方

    2025.03.21

  3. TUMI(トゥミ)<br>【新たな挑戦、新たな鞄。】<br>新生活の相棒を選ぶなら──

    TUMI(トゥミ)
    【新たな挑戦、新たな鞄。】
    新生活の相棒を選ぶなら──

    バッグ

    2025.04.09

  4. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>ボッテガ・ヴェネタをまとう。【25年春夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    ボッテガ・ヴェネタをまとう。【25年春夏】

    週末の過ごし方

    2025.04.11

  5. 前田拳太郎と過ごす、海辺の時間。【前編】<br>マセラティ グレカーレで行く、異国情緒あふれる横浜の旅

    前田拳太郎と過ごす、海辺の時間。【前編】
    マセラティ グレカーレで行く、異国情緒あふれる横浜の旅

    特別インタビュー

    2025.04.11

紳士の雑学