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個性的な品ぞろえの元気な古着店を紹介
古着はいまも面白い
第1回/OLD HAT

2019.02.21

個性的な品ぞろえの元気な古着店を紹介<br>古着はいまも面白い<br>第1回/OLD HAT
石田真一店長

英国の古着に特化し、クオリティの高いヴィンテージウェアを豊富にそろえるOLD HAT東京店。ロンドンのフルハムに本店を構え、英国テーラーのビスポークスーツやヴィンテージのジャケット、アクアスキュータムやバーバリーのトレンチコートなどのお宝が眠っている。「客層は英国好き、クラシックなファッション好きの方が多いですね。10年前からはヴィンテージの生地等で作るオーダースーツをスタートし、好評をいただいています」という石田さん。じっくり時間をかけて探索したい、まさに英国ヴィンテージアイテムの聖地だ。

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<アクアスキュータムのトレンチコート>
お店でも人気の高い1970年代のトレンチコート。「個人的にアクアスキュータムのトレンチコートの黄金期は、60-70年代だと思っています。ちょうどピーター・セラーズなど名優が着ていたころのものは、形がきれいで、素材やディーテールにも凝っています。特にアクアスキュータムはAラインが美しく、パターンも男性らしく見えるようによく考えられて作られていて、70年代初期のものは古い織機でしっかり打ち込まれた生地が使われています」9万8000円

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<ハッキングジャケット>
こちらは英国のテーラー『Couch&Hoskin』で78年に仕立てられたハッキングジャケット。「流行の要素は少なく機能性を追求したハッキングジャケットですが、こちらはラペルが広いのが特徴です。最近では日本人に合う小さいサイズのジャケットはなかなか出てこないので、これは貴重。生地も非常にいいコンディションをキープしています」7万8000円

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<イブニングコート>
基本は英国ものを扱うOLD HATですが、こちらはアメリカ製のコート。「これは100年前、1920年代に作られたコートです。ワシントンのテーラーで作られたもので、とにかく生地がものすごく厚くて、パターンが完璧に出来上がっています。しっかりとしたアイロンワークを施しながら、かなりの労力をかけて作られたことがわかります。まさにミュージアム級のコートといえると思います」13万8000円

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OLD HAT 東京店
住所/東京都渋谷区神宮前6-28-5 宮崎ビルB306
問/03-3498-2956
営業時間/12時~20時
不定休

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Photograph:Yusuke Uchida(MAETTICO)
Text:Yasuhiro Okuyama(POW-DER)

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