旅と暮らし

すべて実食! 自慢の手土産。#22
「仁々木」の果実の福

2019.04.22

写真・図版

ひと口かんだときのサプライズ感がたまらないフレッシュな手土産

今回紹介するのは、ふわふわの餅生地の下にフレッシュなフルーツが隠れた大福。京都の祇園に本店のある「仁々木」が展開するフルーツ大福「菓実の福」は、ひと口食べると新鮮なサプライズが味わえる、ちょっと遊び心のある手土産だ。

フルーツ大福といえば、イチゴ大福を思い浮かべる人が多いと思うが、「菓実の福」では、イチゴ以外にスイカやメロン、ミカン、キウイ、マンゴーといったさまざまなフルーツの大福がラインアップされている。こだわりはなんといってもフルーツそのもの。季節ごとに最も旬で上質なフルーツを選んで使う。

一番人気の「王様いちごの福」は、まるまる1個の甘酸っぱいイチゴを甘さ控えめな白餡とホイップクリームが包み込み、さらにそれをふわふわの餅生地が覆っている。ミカンやキウイなどには、あえてホイップクリームを使わず、白餡のみ。またバナナには白餡に加えてチョコレートを合わせるなど、フルーツの持つ甘みや酸味、苦みなどを生かしながら一番おいしい組み合わせを提案しているのだ。

 

袋から出した大福は丁寧に扱わないとつぶれてしまうほど柔らかい。従来のイチゴ大福の生地に改良を重ねた生地は、とにかくふわふわ感を重視したという。ひと口かむと柔らかな軽い食感がここちよい、続いてフルーティーな味と香りが口いっぱいに広がってくる。外見は普通の大福のため、多くの人が皮の下に隠れているのが餡だと思う。ところが口の中に広がるのは今までに経験したことのないフレッシュな味わいなのだ。このサプライズこそ、今回の手土産の主役だ。

イチゴ、バナナ、栗の3種類の果実の入った「贅沢よくばりの福」やブランデー風味の渋皮栗が丸ごと入った「大人のくりの福」など、中身も着々と進化中。筆者のイチオシしは丸ごとミカンがひとつ入った「みかんの福」。甘すぎずさっぱりした、想像以上にみずみずしいミカンの果汁が口いっぱいに広がってくる。甘さ控えめの白餡との相性も抜群だ。

祇園・仁々木が、伝統的な京菓子にとらわれることなく、素材の組み合せなどに試行錯誤を重ねて作り上げたフルーツ大福。新鮮でちょっとした驚きのある手土産は、相手の記憶にきっと残るはずだ。

写真・図版

仁々木 ニュウマン新宿店
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan SHINJUKU エキナカ2
営業時間/平日8:30~21:30 土曜・日曜・祝日8:3021:00
定休日/無休
価格/王様いちごの福3個、みかんの福3個、キウイの福3個、計9個入り3272
※価格は税込み。フルーツの種類によって価格は異なる。また、季節によって取り扱い商品が変わる。
問/03-6457-8578
http://kajitsunofuku.jp/

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Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Mayo Morino

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