旬のおすすめ
ダンヒルが提案する
この夏のワードローブ
2019.06.25
時代に即した英国メンズラグジュアリーファッションをいまに伝えるダンヒル。トラディショナルなドレスアイテムやドライビング用品に加え、昨今はクリエーティブディレクターの参加により、モダンカジュアルウエアの発信ブランドとしても注目を浴びている。
今季は1940年代にリリースしたアクアリウムライターから着想を得てコレクションを展開。そもそもアクアリウムライターとは、アクアリウム(水槽)や動植物園のごとき眺めを、アクリル樹脂内部に込めた着火器具。持ち手のアクリル板内部に細密に彫られ描かれた動物や草花が、キッチュな味わいとロマンチックな雰囲気を放つところにポイントがある。その往年のアクアリウムライターを復刻するだけでなく、幻想的なその世界観を生かしデザインしたウエアやバッグ類は、きらびやかで非常に個性的。装いに一点とりいれるだけで、高感度かつセンシティブなルックスに仕上がるアイテムを多彩に打ち出している。
OPEN SHIRTS
半袖タイプのラウンジシャツは、なかでもそのきらびやかさが味わえる一着。ピュアシルクを用い総柄にて草木や鳥を描き出しており、ピンクをベースとした「サンセット」カラーと相まって楽園を思わせる趣。トレンドになっているオープンカラー仕立てゆえに、かしこまらず解放的に着こなせる。
T-SHIRTS
アウターとしてもインナーとしても万能的に使えるTシャツは、用いる季節を問わない必需品。こちらのデザインもアクアリウムライターから発想しており、趣味性高い水槽風景を胸元に描き出している。絵柄部分はプリントだけでなく、手間の掛かる刺しゅうを駆使しており、デコラティブな洒落感が特徴的。
BOMBER JACKET
ギミックの効いた総柄プリントアイテムは、時と場所を選ぶことがある。そんな場合はこんなリバーシブルブルゾンがおすすめ。片側は色鮮やかな草木&鳥をあしらった「ブルースカイ」サイドだが、その反対側はシックな印象のネイビー無地サイド。シーンに合わせて自由に装えるところが秀逸だ。フロントの開き具合を調整できるダブルジップも特徴。
BACKPACK
今季のこの“アクアリウム キャプセル”は、生き生きとした手描きの草花や、リアルな野生動物のデザインが大きなポイント。特に新作のバックパックは、装いがシンプルであっても背負うだけでエッジの利いたルックスに格上げできるアクセントに富む仕上がり。布製ゆえに軽快に背負えるところも見逃せない。
OTHER ITEM
Text:Tsuyoshi Hasegawa(04)
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