特別インタビュー
その男、木村拓哉。
2020.03.23
「らしく、ぶらず」を実践するスターのこだわり
こんな男は珍しい。希代のスターと言えよう。
俳優であり、ミュージシャンであり、アイドルであり、
ファッションアイコンでもあり……。
時代を呼吸し、常に更新されているように見せつつも、
その実、芯にまったくのブレがない。そのどれもが、
木村拓哉らしく、木村拓哉ぶっていないのだ――。
撮影のため用意したギターを手にすると、自らチューニングを行いロックライブが始まった。派手なチョーキング、かき消されるカメラのシャッター音、哀愁漂うLed Zeppelinの『Stairway to Heaven』……。その男、立てばそこがステージになる。
昨年は主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)は平均視聴率16・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2020年1月4日・5日放送の『教場』(フジテレビ系)では、白髪に義眼の冷徹無比な警察学校教官という難役を好演した。1月8日にはソロアルバム『Go with the Flow』を発売し、東京、大阪でコンサートを開催。そして、この4月からはハードなアクションとスリリングな展開が魅力の『BG〜身辺警護人』(テレビ朝日系)がスタートする。
昨年から今年にかけて「木村拓哉が変わった」「やっぱり国民的スターだ」という称賛の声をよく耳にする。デビューから29年目、いまなお「木村拓哉」を更新しつづけられるのはなぜか。
「『更新している』という感覚は自分では特にないです。周りがそうさせてくれているだけ」
木村はしばしばインタビューで「求められることに全力で挑む」と発言している。周りに求められつづけることに葛藤はないのか。
「もしそういう葛藤があるなら、やらないほうがいい。やるなら自分で責任を持つべき……。
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木村拓哉(きむら・たくや)
1972年生まれ。国民的グループSMAPの全活動期(1988~2016年)のメンバーで、現在はソロアーティストとして活動。4月16日(木)より『BG~身辺警護人』がテレビ朝日系にて放映開始。
Photograph: Masaya Takagi
Styling: Tsugumi Watari@TW, Hidetoshi Nakato[PROPS]
Hair & Make-up: Asumi Takamura
Text: Yukiko Anraku