紳士の雑学

スーツなら何がおすすめ?
話題のFABRIC TOKYOを調査してみた

2020.06.02

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スーツを着る人や好事家たちにとって、ひとつの憧れであるオーダーメイド。せっかくなら自分のカラダに合ったものを着たいと思うのは当たり前のことです。とはいえ、そうなるとハードルが高く、値段もそれなりにするというのが一般的な印象。

そのイメージをITの力を利用して覆すお店が現れました。それが「FABRIC TOKYO」です。このお店が築き上げたシステムは、さまざまな垣根を壊し、オーダーメイドのスーツをより身近なものにしました。今回はリモート取材でスーツのおすすめを伺いつつ、同店の魅力を掘り下げていきます。

お店でスーツを売らないのが「FABRIC TOKYO」のやり方

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イメージ:FABRIC TOKYO新宿マルイ店

オーダーメイドのスーツは、ハードルが高くてなかなか手を出しづらいというイメージがあります。そんな理由で量販店で購入した既製品のスーツを身にまとう人は少なくないでしょう。それはそれでありなのですが、やっぱり袖を通したいのは、自分のカラダにジャストフィットしたオーダーメイドのスーツ。見栄えもするし、着ていて気持ちいいうえに、なんとなく気分が上がる。そんな体験を手軽に提供してくれるのが「FABRIC TOKYO」です。

テーラーのような重厚感のあるムードではなく、クリーンで明るいショップは門を叩きや すく入りやすい雰囲気。そこではスーツのリテラシーを理解したスタッフがお客さんとコ ミュニケーションを図りながら丁寧に採寸してくれます。

その採寸データはオンライン上に入力され、家に帰ったあとに自宅でオーダーができるという仕組み。お店ではただ採寸しただけで、そのあとでじっくり検討しながら買うか買わないかの判断ができるわけです。なので、従来のオーダーメイドのスーツ屋さんと違って、気軽に利用できるというのがポイント。IT の力を利用してオーダーメイド・スーツをより身近なものにしています。

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イメージ:FABRIC TOKYO新宿マルイ店

「お客さまのなかには『オーダースーツはこだわりを持った人のもの』という既成概念を持っている方がほとんどです。でも、私たちは『サイズが合うというのはこういうことなんだ』という感動を与えたい。それによってスーツのより深い魅力に気づいていただきたいのです」

爽やかな口調でそう語るのは「FABRIC TOKYO 新宿」にて店長を務める金崎栄太さん。来店後の流れもスムーズで、「約1時間程度で終わります」と話します。

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FABRIC TOKYO新宿マルイ店 店長の金崎栄太さん

「採寸自体は20分から30分程度で終わります。いちばん大事にしているのはお客さまとのコミュニケーションですね。どんなスーツをお召しになりたいか、どんなシルエットがいいかなど、お好みをお伺いしつつ、こちらはプロ目線でアドバイスやご提案をしながら一緒にスーツをつくっていくような感覚です。もちろん、オンラインで購入するためのアカウント登録や、ご自宅でオーダーする際の流れもご案内します」

押さえておきたいスーツのトレンド

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ビジネスシーンやフォーマルシーンでも着用できる「AUTHENTIC」

いざオーダーのスーツをつくろうと思ったとき、「どんな生地を使って、どんなシルエットにしたいか」といった具体的なイメージが湧いていれば話は早いのですが、そうじゃないときに頼りにしたいのがトレンド。金崎さんにいまどんなスーツを着たら旬な気持ちを味わえるのかを聞きました。

「シルエットのお話からすると、従来はスリムが主流でしたが、いまはクラシックに回帰しています。適度にゆとりがあり、大人っぽくて落ち着きを感じるようなシルエットですね。カジュアルのシーンでもオーバーサイズというのがひとつのキーワードになっていますが、そうした流れと並行して、ゆったりめのスーツを着ることに抵抗がなくなっている方が増えています」

「FABRIC TOKYO」ではアパレルや繊維業界出身のスタッフが商品企画を行っており、500種類に及ぶ生地を保有してあらゆるニーズに応えられるように準備しているそう。スーツを着るうえで色や柄は重要な役割を果たしますが、どういったものがいま人気があるのでしょうか。

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「FABRIC TOKYO MODEL X」はフォーマルやカジュアル、シーンを選ばず現代のライフスタイルにフィットする

「トレンドであり、われわれとしてもおすすめしたいのは無地です。色はネイビーやグレーといった定番色と、スポットでオリーブのようなグリーン系の色が人気です。というのもサイズの合ったスーツを着た際に、その魅力が最大限生きるのがそうした色の無地の生地だからです。柄がないぶんシンプルで、潔さもアピールできると思います」

また金崎さんは「生地の機能性にも注目してほしい」と続けて語ります。

「最近ではスーツの上からバックパックを背負って通勤される方が増えました。そうすると肩の部分の磨耗が激しく、表面がテカテカしてきてしまうんです。それを防ぐためにコーデュラナイロンと呼ばれる耐久性に優れた繊維を織り込んだ『コンバットウール』という生地が開発されていて、そちらも人気があります」

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フォーマルなシーン着られる「BLACK FORMAL」もそろう

お客さんとの信頼関係を築くための真摯(しんし)な姿勢

つくりたいスーツが決まったら、あとは手順に従いながらネットでオーダーをするだけです。金崎さんいわく「ファーマットはすごくシンプルなので迷うことなく10分程度で完了します」とのこと。スーツはオーダーから40~45日前後で届くそうです。

「縫製などは日本の工場でしています。職人さんが1着ずつ丁寧に仕上げているので、納期に関しては他社さんよりも少しだけ時間をいただいています。でもそのぶん、クオリティーに関してはすごく自信がありますね」

「FABRIC TOKYO」のオフィシャルサイトを見ると、生地の素材選びから自社で企画をし、こだわったものづくりをしているのがわかります。これに対してはPRを務める高橋政裕さんが語ります。

「パートナー工場さまと一緒に連携して、お客さまの満足度を高めるのがミッションのひとつだと認識しています。あと、情報をオープンにすることでお客さまに信頼をしてもらうことも大切です。ですからわれわれはオフィシャルサイトでパートナー工場さまや、工場で働く方々にアクセスできるように、特設ページを作り、公開しています。いまはどの産業も情報の透明化が進んでいるので、服飾業界も情報の透明化はこれからの当たり前のひとつだと考えていますね」

そうしたサービスに対する真摯な考え方からも、「FABRIC TOKYO」が信頼できるお店であることが伝わってきます。その姿勢は価格にも反映されています。値段を見れば、「オーダーメイド=高い」という常識は過去のものだと感じるはずです。

「工場で生産する以外のほとんどの工程を自社で運営しているため、無駄なコストが省けています。あとはそもそもがオーダーなので、在庫が発生しないというのもありますね。既存のマーケットの仕組みでは、大量に消費されることを見込んで膨大な量をつくっていましたが、それをする必要がないんです。なので高品質なスーツを適正な価格でお客さまにお届けできるんです」

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イメージ:FABRIC TOKYO大阪梅田店

スーツをオーダーして終わりではなく、そこが始まり

オーダーしたスーツが到着し、それに袖を通してみると、大きな感動を覚える人が多いという「FABRIC TOKYO」。当たり前のように着ていた既製服と、自分のカラダにフィットしたスーツの違いは歴然でしょう。

「お客さまのなかには『いままでの常識が覆された』と言われる方も多く、とても励みになっています。既製服のお店だと『このサイズになります』といった会話で終わることもあるかと思いますが、私たちはスーツに関する知識の部分もお伝えしていきたい。そうした温度のあるコミュニケーションも体験のひとつとして楽しんでほしいと思ってます」

そう話してくれたのは金崎さん。一度店舗でサイズの採寸さえ行えば、2着目以降は店舗に行かずともオンラインでオーダーが可能なのもうれしいポイント。ですが、「FABRIC TOKYO」ではお店とお客さんとの交流会も催していて、きちんとアナログなつながりも大事にしています。一方で、今後はモノを売るお店から「サービスを売るお店」へと進化していきたい語るのは高橋さんです。

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イメージ:FABRIC TOKYO大阪なんば店

「現在はサブスクリプションのサービスをスタートしています。体形の変化に合わせてサイズのお直しを承ったり、消耗が激しいスラックスの生地を2年間保管して、お仕立て代だけで2本目を購入できるようにしたりなど。アフターケアを充実させて、オーダー後も長くスーツをご愛用いただけるようにしています」

このようにして「FABRIC TOKYO」はオーダーメイドのスーツの常識を変えてきました。世の中にはさまざまなスーツが存在しますが、やはり、自分のためだけのオンリーワンの服を着たいというのは誰もが抱く望みです。しかもそれが、適正な価格で、品質もよく、きちんとした接客を受けながらつくれるというのがこのお店の強み。しかも、購入後のアフターケアに関しても万全の体制が整っています。

いまスーツ購入を検討している方や、なにか新しい経験がしたいという人は、「FABRIC TOKYO」を選択肢のひとつに入れてみるのはいかがでしょうか。

FABRIC TOKYO

店舗一覧、予約、営業日について

Text:Yuichiro Tsuji
Edit:Tomoko Komiyama
Photo:FABRIC TOKYO

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