特別インタビュー

アメリカ大統領選で見えた
社会の表と裏。

2021.05.11

ナオキマン

写真・図版

はい、みなさんこんにちは〜。

既に感じている方もいるかもしれませんが、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)とアメリカの大統領選挙をきっかけに、時代の変化が急速に訪れています。いままでの社会では表と裏がはっきりと分かれていたため、注意しなければその裏をのぞくことは困難でした。しかし、最近はもはや裏が表に出てきて、これまで「陰謀論」と呼ばれてきた世界が現実になりつつあるように見えます。現役大統領のSNSアカウントのBAN(禁止)、既存メディアの偏った報道やグローバリズムとナショナリズムの戦いなど。言論の自由までもがなくなりつつある社会を、どのように生きていくべきなのでしょうか。

世紀の戦いと呼ばれた
アメリカ大統領選

まず、今回のアメリカ大統領選挙について見ていくと、大手メディアや新聞のニュースだけを追っていたらその背景に気づかないかもしれませんが、陰謀業界的視点からすると「世紀の戦い」とまで呼ばれるほどの重要な選挙でした。なぜドナルド・トランプ氏はあそこまで世間に嫌われたのか、なぜ大統領初となる2度の弾劾訴追がされたのか?

いま世界の流れは、グローバリズムに向かっています。国際連合、欧州連合、WHO(世界保健機関)、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、そして国連が提唱する維持可能な開発目標のSDGs。日本の代表的なものだと、郵政民営化や水道の民営化、種子法廃止など。国と国の壁をなくし、より合理的な競争社会を作り出し、利益優先社会が現実になりつつあります。

これは自由主義により、大企業に経済活動を積極的に行わせて経済を回す考えでもありますが、国独自の主権を束縛することでもあり、国民はどんどん生活しづらい環境に陥っているのではないかとも考えられます。陰謀論的に見ると裏で糸を引く国際金融資本家たちの元へ、さらに金が回る仕組みになってしまう恐れがあると……。

アメリカを分断させたい?

そういった国民の声に耳を傾けアメリカ・ファーストを掲げたのがトランプ前大統領でした。彼は、中国共産党と裏でつながっている恐れがあると見られたWHOを脱退、気候変動抑制のパリ協定からの脱退、TPPからの離脱やメキシコとの国境に壁を建設するなど不法移民対策を強化していました。世界の流れに反して大々的にナショナリズムを掲げ、アメリカ国民が団結することで、アメリカの復興を目指していたのです。

しかし、そんな大統領選挙を狙ったかのように突如激化したのがBLM( BLACK LIVES MATTER)運動。アメリカ建国以来、いまに始まったわけではない人種差別問題が、なぜ突如2020年に激化したのか。そして新型コロナウイルスは、なぜこの時期にはやりはじめたのか? アメリカを団結させようとする者がいれば、分断させようとする者も陰にいるかもしれないというのが陰謀業界の考えです。

グローバリズムの流れが
息を吹き返したが

その後、バイデン政権になった途端、いままでの政策をひっくり返すようにWHOからの脱退を撤回、パリ協定の復帰、メキシコ国境沿いの壁建設を中止し、移民政策の転換など再びグローバリズムの流れが息を吹き返しました。

しかしここで興味深いのは、激化するアメリカと中国の対立軸の継続です。トランプ前政権ではアメリカの雇用を守る経済・貿易問題での対立が主でしたが、バイデン政権では人権問題を前面に取り出し、トランプ政権の国務長官退任間際に表明した中国によるウイグル族に対するジェノサイド問題を追認しています。また、ここに来て台湾に接近することにより、さらに火種を作りいつ争いが始まってもおかしくない状況となりました。

アメリカはいままでさまざまな国と緊張状態にありましたが、過去のパターンから見ると、今回の件も出来レースのように見えてくるかもしれません。まるで背後で誰かが操っているかのような。

これから気をつけたい
ショック・ドクトリン

加速した時代の変化といえばメディア規制の問題も無視できません。バイデン氏、それともトランプ氏、どちらのほうがより良い社会を築けるかはわかりませんが、本来中立公平であるはずのマスメディアがこぞってバイデン氏を有利に、トランプ氏が不利に働くようなニュースを日々報道していたように思います。

そこで考えるのは、民主主義は存在するのか、言論の自由は存在するのかということ。トランプ氏が暴動を煽ったという疑惑でFacebook、TwitterなどのSNSアカウントはすべて停止。YouTubeでも選挙について語るような動画は、削除またはチャンネルがBANと厳しい措置が発表されました。ワクチンに関するネガティブな意見も、今後は規制されていく方針であるとされ、知らぬうちに言論の自由がこの社会から失われていることを認識せざるを得ません。

今後の注目は、ショック・ドクトリンにより加速する時代の変化です。天安門事件やソ連崩壊、そしてハリケーン・カトリーナや各地で起こる地震や森林火災など、政局不安や大惨事につけ込んで行う社会的・経済的改革です。新型コロナウイルスのパンデミックでもわかるように、日常では考えられない生活になりました。

しかし、このような変化の中、日本では日経平均株価が 30 年半ぶりに3万円を回復、ニューヨークダウでも最高値を更新し、金融経済と実体経済の違いは水と油のように分離、弱いところから社会不安が加速しています。若者の生活困窮者は急増し、個人事業主や非正規では生活を営むことが困難な状況が訪れてしまいます。日本で2月から開始されたワクチン接種は、デンマークでは国民がワクチンを接種したことを証明できるデジタルパスポートを導入することを発表し、アメリカでもその可能性を示唆しています。世界各国の移動手段として、今後デジタルパスポートのようなシステムが必須になってくる恐れがあり、それは安心のある暮らしを保証する代わりに、完全管理社会への加速であることは間違いないでしょう。

富士山噴火、横浜大津波?

未来を予言する漫画家、たつき諒さんをご存じでしょうか。彼女は過去に何度か予知夢を見る体験をし、なんとそのほとんどが的中しているのです。フレディー・マーキュリーやダイアナ妃の死、東日本大震災の予言も的中させていました。1999年出版の『私が見た未来』という漫画の表紙には 『大災害は2011年3月』とはっきりと書き残されただけでなく、新型コロナウイルスのパンデミックも予言していました。

実はこれから起こり得ることも書き残されており、そのひとつが「富士山の噴火」なんです。予言の法則的には、早くて今年の夏ごろ。もうひとつ、近々起こると予想されているのが「横浜大津波」。なんと早くて2026年ごろに巨大地震による大津波が横浜を襲う可能性があると予知夢で見たそうです。もちろんこれらはあくまで予知夢で見た体験なので、必ずしも当たるというわけではないですが、防災準備は大切です。都市伝説や陰謀論を単に不安を煽る代物だと言う方もいますが、今日のように未知の不安にあふれた社会では、これまでの古い思考や経験が通用しない事象が起こっています。そんなとき、いかに客観的かつ柔軟な視点で物事の表裏を見極めることができるかが問われます。変化を恐れるのではなく、冷静な心で視点を変え、物事を分析するお役に立てればと思います。

ナオキマン
都市伝説&ミステリー系YouTuber。世界のミステリー事件、陰謀論、スピリチュアルなど、解き明かされていない謎をテーマに動画を配信中。2017年7月に動画配信を始め、2020年10月時点でチャンネル登録者数は140万人以上。

「アエラスタイルマガジンVOL.50 SPRING / SUMMER 2021」より転載

Illustration: Kyoko Tange

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