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大人のスタイルを演出するグレージャケットのコーディネートとは?
人気ブランドとともに解説

2021.09.28

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グレーのジャケットは大人の男を演出するためのアイテムとして人気があります。しかし、どんな着こなしが正しいのか悩んでしまう人もいるでしょう。この記事では、グレージャケットの選び方や、人気ブランドについて解説していきます。

色みで印象がガラリと変わる。グレージャケットの種類

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グレージャケットの色は、大きく分けて、ライトグレー、ミディアムグレー、チャコールグレーの3種類です。「同じグレーでしょ?」と思う人がいるかもしれませんが、微妙な色みの違いで雰囲気も異なります。

ライトグレー

ライトグレーは今回紹介する3色のなかでは最も淡い色です。ミディアムグレーやチャコールグレーと違い、より爽やかな雰囲気を演出できます。

こうした明るめのグレーは、春や夏のスタイルに相性抜群。例えばライトグレーのジャケットに、スカイブルーのシャツを合わせれば、まさに春服の定番スタイルです。

また、チャコールグレー、ミディアムグレーに比べて、若々しさを表現しやすいのもポイント。高校生や大学生はもちろん、20代や30代にも似合う色といえます。

ミディアムグレー

ミディアムグレーは、ライトグレーとチャコールグレーの中間であり、グレーのなかで一般的な色調です。ライトグレーほど軽くならず、チャコールグレーよりは重くない、バランスの取れた色といえます。

ライトグレーが春夏におすすめなのに対し、ミディアムグレーは秋や冬に映えるトーン。例えばニットセーターの上にミディアムグレーのジャケットをはおるだけで、秋の定番ファッションが完成します。黒やブラウン系の色と合わせやすく、ライトグレーに比べて大人っぽい雰囲気になるのがポイントです。

チャコールグレー

最後に紹介するのがチャコールグレーです。チャコールは「炭」「木炭」を意味し、3色のなかで最も黒に近い色調です。暗いグレーをまとめてダークグレーと呼ぶこともありますが、チャコールグレーもそれに近いと思っていいでしょう。

チャコールグレーは、ビジネスシーンに合わせやすく、特に大人の風格を表現したいときにおすすめの色。足元はブラウンの革靴が相性抜群です。

チャコールグレーはビジネスシーンだけでなくカジュアルシーンのコーディネートでも活躍してくれます。ミディアムグレーよりも深い色のため、やはり春夏よりも秋冬に映える色といえます。ミディアムグレーよりもシックに仕上げることができ、より大人のムードを演出できます。

ビジネスにもカジュアルにも使える。グレージャケットのコーディネート例

次に、グレージャケットのコーディネート例を何パターンか紹介します。グレージャケットは、先述のように3種類の色があり、さまざまな着こなしが楽しめます。

グレージャケット×ベージュパンツ

グレージャケットを採り入れるうえで定番のひとつであるコーディネートです。ビジネスシーンのオフィスカジュアルとして無理なくなじみ、カジュアルでも活躍するスタイルです。オンオフ問わず汎用性の高いコーディネートが完成します。

またライトグレー、ミディアムグレー、チャコールグレーのジャケットを使い分けることによって、スタイルに微妙な差異を生み出すことができます。ライトグレーのジャケット×ベージュのパンツは、より若々しく爽やかなスタイルを、チャコールグレーのジャケットとベージュのパンツは大人の雰囲気を演出できます。

グレージャケット×ネイビーパンツ

こちらも定番、グレージャケットとネイビーパンツの組み合わせです。ネイビーは、若々しさを表現してくれる色です。グレージャケットとネイビーパンツを合わせることによって、よりフレッシュなスタイルを演出できます。

ネイビーパンツを合わせるときのポイントとしては、なるべく細身のシルエットを意識すること。ジャケットもサイズ感を意識して選ぶといいでしょう。

インナーとして合わせやすい色は、白や淡いブルーです。特にチャコールグレーのジャケット、白シャツ、ネイビーパンツ、ブラウンの革靴という組み合わせは定番。知的な雰囲気を演出できます。

グレージャケット×デニムパンツ

カジュアルスタイルの定番が、グレージャケットとデニムパンツの組み合わせです。カジュアルなデニムパンツは、いい意味で「武骨さ」を表現してくれるアイテムです。ジャケットスタイルは本来ドレッシーなアイテムと合わせることで、緩急のあるこなれた雰囲気を演出できます。

定番としてはチャコールグレーのジャケットに白シャツ、デニムパンツという組み合わせ。コーディネートのポイントは、インナーのシャツになるべくシンプルなものを選ぶことです。

また、濃い色のデニムを選ぶことによって、グレージャケットのカラーの幅も広がります。ライトグレーのジャケットとも無理なく合わせることができ、若々しく仕上げることができます。

グレージャケット×ホワイトパンツ

コーディネートを考えるうえで、トレンドを採り入れることも重要です。例えばグレージャケットとホワイトパンツの組み合わせは、リゾート感漂うトレンドのスタイルです。

特にライトグレーのジャケットとホワイトパンツの組み合わせは、夏らしい爽やかな着こなしに。ホワイトパンツはアンクル丈のものを選べば、軽快なコーディネートが完成します。

グレージャケット×柄物インナー

グレージャケットとともに柄もののインナーで遊んでみるのもいいでしょう。落ち着きのある雰囲気のグレージャケットと合わせることで、メリハリがつき、スッキリとまとめることができます。

例えばチャコールグレーのジャケットにストライプ柄のシャツを合わせ、スキニーパンツでバランスを取るのもありです。

ストライプ柄のシャツならば、襟の低いバンドカラーシャツを選ぶのもおすすめ。ひと味違った個性的なスタイルを楽しめます。

ジャケット×スニーカー

ドレッシーなジャケットに革靴ではなく、あえてスニーカーを合わせるはずしたコーディネートもいまや定番。例としては、ミディアムグレーのジャケットとスラックスに、ボーダーシャツ、ホワイトのスニーカーを合わせたスタイル。

ポイントとしては、「ジャケットとパンツはセットアップで選ぶ」ということ。これにより、カジュアルダウンさせても統一感のあるまとまった印象に仕上がります。

グレージャケット×ローゲージニット

続いて紹介するのはグレージャケットとローゲージニットの組み合わせです。ローゲージニットとは、大きめの編み目で粗くざっくりと編んだニットのこと。スマートな印象のグレージャケットとローゲージニットを合わせることで、ビジネススタイルにもマッチしながら、大人のリラックスしたムードが漂い、こなれた雰囲気を演出できます。

コーディネートの例としては、ミディアムグレーのジャケットに同系色のローゲージニットを合わせ、ネイビーのスラックスに足元は黒のローファーといったスタイルが一案です。

柄つきグレージャケット×パンツ

ワンランク上のコーディネートとして、柄つきのグレージャケットを使用した着こなしもいいでしょう。柄の選択肢として注目したいのがグレンチェックです。

グレンチェックとは、異なる色の小さな格子を組み合わせて、大きな格子を構成したチェック柄のこと。特に40代や50代などキャリアを重ねた世代にマッチする人気の柄です。

グレンチェック柄のジャケットは、高級ブランドも多く展開しています。無地のジャケットに比べると少しコーディネートの難易度は上がりますが、ぜひ試してみたいスタイルです。

グレージャケット×柄つきパンツ

合わせるパンツを柄つきにしてもコーディネートの幅が広がります。例えばグレージャケットに白のインナー、ネイビーチェックの柄パンツという組み合わせは定番です。

オフィスカジュアルのスタイルとして採り入れることもできますし、もちろん普段使いのファッションとしてもOK。上半身を無地で固めてシンプルにしている分、パンツに遊び心を入れることによって個性を発揮できます。

グレージャケット×ストール

グレージャケットやインナーを無地にすることで胸まわりが寂しくなってしまう場合、ストールを追加することで華やかさをプラスできます。

ストールはネクタイよりもカジュアルな着こなしになるのがポイント。抜け感をスマートに演出できます。

グレージャケットの人気ブランド

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最後にグレージャケットの人気ブランドについて確認していきましょう。ブランドそれぞれにこだわりがあり、それぞれ異なった仕上がりになります。

LARDINI(ラルディーニ)

最初に紹介するのは、1978年に、イタリア中部の港町アンコーナで創業したブランド、ラルディーニです。ラルディーニのグレージャケットには、シワになりにくい素材が使用されているものもあり、デザイン面だけでなく機能面でも優れています。シンプルなデザインが多く、本物志向の方におすすめ。一着はワードローブに備えたいブランドです。

TAGLIATORE(タリアトーレ)

続いて紹介するブランドはピノ・レラリオ氏が立ち上げたタリアトーレです。ラルディーニと同じくこちらもイタリアのブランドであり、イタリア国内のみならず世界でも屈指の存在となっています。

ブランド名はイタリア語で「裁断士」を意味します。その名のとおり、仕立ては両脇からウエストを絞った立体的かつシャープなラインが特徴です。

伝統を重んじるモノづくりにより、トラディショナルなアイテムをラインアップ。ビジネスシーンのコーディネートを格上げする、ブランド渾身の一着です。

LATORRE(ラトーレ)

続いて紹介するのも、イタリアで生まれたブランド。ミケーレ・ラトーレ氏によって、1965年に設立されたラトーレです。イタリアの伝統を受け継ぐブランドとして、名だたるグローバルブランドのOEM生産を手がける一方、いまだに地元紳士たちの注文服を手仕事で仕立てており、創業時からのこだわりを貫いています。

ジャケット自体が非常に軽量なものが多く、着心地のよさと機能性の両面で配慮した仕立てとなっています。

Stile Latino(スティレ ラティーノ)

次に紹介するスティレ ラティーノもイタリア生まれのブランド。創業者であるヴィンチェンツォ・アットリーニ氏が2004年にスタートさせました。比較的新しいブランドではありますが、革新的なデザインが評価され、いまや国内外問わず名の知れたブランドとなっています。

CARUSO(カルーゾ)

こちらもイタリアのブランドのカルーゾ。すべての製品がイタリアだけで作られており、まさに「メイド・イン・イタリー」を体現する存在です。生地の加工や組み立て方など、細かいところにイタリアらしさが出ているところが特徴です。

カルーゾはボタンレスジャケットも販売しています。カジュアルなアイテムと親和性が高い、チェック柄ジャケットの新定番です。

THE GIGI(ザ ジジ)

こちらもイタリアのブランド。老舗ブランドであるボリオリの元デザイナーが立ち上げた、ザ ジジです。「モダン」や「エレガント」を追求しており、どの製品も高級感あふれる仕上がりになっています。

ANGIEというシリーズのジャケットは、カジュアルさを追求しつつ、セットアップで着用できるのがポイント。ドレッシーなスタイリングを採り入れたいコーディネートには欠かせないジャケットです。

Paul Stuart (ポール・スチュアート)

次に紹介するのは、1938年にニューヨークのマンハッタンで誕生したアメリカを代表するファッションブランド、ポール・スチュアートです。

もともとアイビー・リーグの人たちに向けた高級紳士服の専門店だったこともあり、メンズファッションの代表格であるジャケットの取り扱いも豊富。さまざまなデザインのジャケットが販売されているので、理想の一着に出合えるはず。

MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)

次に紹介するのはマッキントッシュ ロンドン。イギリスの老舗ブランドである「マッキントッシュ」から独立したブランドです。

ドットエアー×プライムフレックスセットアップジャケットは、動きやすい素材で作られたジャケット。高いストレッチ性を実現しながら、デザインはあくまで上品に仕上げ、実用性に優れた一着です。家庭で水洗いができるうえにコストパフォーマンスにも優れ、普段使いに大活躍してくれることでしょう。

BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)

1818年にアメリカで誕生したブランド、ブルックスブラザーズも、ジャケットを語るうえで欠かせません。

創業者であるヘンリー・サンズ・ブルックス氏は、創業当初から「最高品質の商品だけを作る」という理念をもち、200年以上たった現代にも受け継がれています。

ジャケットのバリエーションは豊富で、カラードチェックやストライプ、そしてロゴ入りのジャケットまで幅広く販売されています。

J.PRESS(J.プレス)

最後に紹介するのは、1902年にアメリカで創業したブランド、J.プレス。長い歴史を持つブランドとして、世界中の著名人やセレブから愛されています。

多くがビジネス、カジュアルを問わず採り入れやすいデザインになっており、まさに「1着持っておきたいジャケット」といっていいでしょう。

まとめ

グレージャケットの色の種類やコーディネートのポイント、人気のブランドについて解説してきました。

グレージャケットはブラウンのチノパンや、ネイビー、白のパンツ、ストールなど、さまざまなアイテムと組み合わせて楽しめます。

ひと言でグレージャケットと言ってもブランドごとに特色があり、さまざまなアイテムがラインアップされていますので、自分好みの一着を探すのも楽しいものです。

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