スーツ
オフィスカジュアルのコーディネートのポイントとは?
着こなしやおすすめブランドを解説
2021.10.26
スーツにネクタイという定番スタイルより、少し崩したオフィスカジュアルスタイルは、コーディネートの幅が広いためオフィスでのおしゃれがより楽しくなります。この記事では、オフィスカジュアルの着こなしポイントやおすすめブランドを紹介します。
オフィスカジュアルとは? ビジネスカジュアルとの違い
ビジネスシーンではスーツにワイシャツ、ネクタイを合わせたスタイルが一般的です。しかし、クールビズや多様なワークスタイルの出現などの影響もあり、オフィスカジュアルを採り入れる企業が増えています。「カジュアルフライデー」など、週に1度は自由な服装で出勤するルールを設けている企業もあります。
オフィスカジュアルの正確な定義はありませんが、マナーに配慮してビジネスに適した服装でありながら、カジュアルな面を採り入れたスタイルと捉えるといいでしょう。オーソドックスすぎない、仕事の場にふさわしいカジュアルな服装です。
オフィスカジュアルに似た言葉に、「ビジネスカジュアル」という言葉もあります。ビジネスカジュアルは社外のお客さま対応にも向いている服装で、オフィスカジュアルは来客対応がない場合の社内で認められているマナーやルールに沿った働きやすい服装と言えます。
服装は相手への敬意の表れでもあります。着心地がよくバリエーションも豊富なオフィスカジュアルですが、周辺の環境に適したマナーやスタンダードを守りながら着こなしを楽しみましょう。
オフィスカジュアルの着こなしのポイント
オフィスカジュアルに挑戦したいけれど、着こなしのポイントがよくわからないという人は多いでしょう。スーツスタイルとカジュアルスタイルでは着こなしのポイントが異なります。オフィスカジュアルの着こなしのポイントを確認しておきましょう。
清潔感を第一に
職場のマナーとして、清潔感のある服装を意識することが重要です。洗濯やアイロン、クリーニングなどの手入れが行き届き、汚れやシワのない服装であることが必須条件です。素材にはシワの目立ちにくいものを選ぶと、長時間勤務していても清潔感を保てます。白やブルー系のカラーをシャツやポロシャツに採り入れると、全体が爽やかな雰囲気に演出することができます。
服装で清潔感や爽やかな印象をアピールすることで、周りの同僚からの信頼度や好感度アップにつながります。
サイズ感を重視する
サイズの合っていない衣服を選ぶと、だらしなく見えてしまうことがあります。大きすぎる肩幅や長すぎる着丈には注意が必要です。シンプルで上質なアイテムを選んでも、体にフィットしない衣服だと全体のバランスが悪く見えてしまいます。
特に、トップスをパンツにタックインするスタイルでは、上下ともにフィット感とバランスが重要です。大きすぎても小さすぎてもチグハグな印象、あるいは子どもっぽい印象になりかねません。
体型は人それぞれ異なるので、自分の体に合ったブランドや商品をチョイスすることが大切です。おしゃれなブランドのアイテムを着ているのになぜかコーディネートが決まらないという場合は、サイズ感に問題があることが多いです。
カジュアルすぎるアイテムはNG
オフィスカジュアルといっても、カジュアル感が出すぎてしまう服装は避けたほうが無難です。職場の雰囲気に合わせて、周囲に不快感を与えないようにシンプルで清潔感のある服装を心がけましょう。
業界にもよりますが、一般的にデニムは避けるべきと考えられています。トップスにはポロシャツやセーター、カーディガン、そしてボトムスにはチノパンやスラックスなどベーシックなアイテムが適しています。
オフィスカジュアルはおしゃれの自由度が高まるので、つい気合いが入ってしまいがちですが、定番アイテムを採り入れながら大人の魅力が引き出せるようなコーディネートのバリエーションを増やしていきましょう。蛍光色や柄の多いアイテムなど、派手なデザインは職場になじまない場合もあります。
オフィスカジュアルのコーディネート例
ここでは、おすすめのオフィスカジュアルのコーディネート例を紹介します。
テーラードジャケット×スラックスで絶対はずさない王道スタイル
テーラードジャケットにスラックスはオフィスカジュアルの王道コーディネートです。襟付きシャツを合わせるとかしこまった印象になります。クラシックな着こなしは、重要な社内会議がある日にもピッタリです。
定番は、ネイビー、もしくはグレーにホワイトのシャツをプラスしたスタイル。清潔感が出て、周囲からの信頼も高まります。特別な日や気合いを入れたい日には、無地カラーやストライプの身頃に襟とカフスが白い生地のクレリックシャツを合わせると、ドレッシーな印象に。
足元にローファーを追加すれば、堅苦しくなりすぎず適度なこなれ感が出ます。ちら見えする足首にも、こだわりのソックスを選ぶのがポイントです。
オフィスの雰囲気によって、インナーをポロシャツやキレイめのTシャツに替えてもおしゃれです。リラックス感が出て、明るく親しみやすい雰囲気になるはず。
セットアップでスマートな印象を演出
おしゃれなメンズに大人気のセットアップ。セットアップはジャケットとパンツが同じ素材、色の生地で仕立てられているので、コーディネートにまとまりが出ます。あえてビジネススーツに見えないカジュアルなセットアップを選んで、きちんと感と適度な抜け感のバランスを楽しむのがおすすめです。
セットアップのメリットは、インナーと小物を選ぶだけでコーディネートが完成する点です。大人っぽさを出したい場合は、ネイビーのセットアップにあえてブラックのインナーを選んでダークカラーでまとめてみましょう。スマートな印象を作り出し、落ち着いた大人の魅力を引き出してくれます。
ジャージー素材のセットアップを選ぶと、堅苦しくなく着心地も快適です。ダークカラーのセットアップは重たい印象になりがちですが、くるぶしがチラ見えする九分丈にすると軽やかさが加わっておしゃれに見えます。仕上げにホワイトのスニーカーを合わせると、シャープになりすぎず適度なリラックス感をもたらしてくれます。
セットアップはメンズのあいだで人気が高いため、展開されている素材やデザインも豊富で、お気に入りの一品を見つけられるはず。