カジュアルウェア

トレーナーのブランドおすすめとスウェットやパーカとの違い
大人がキレイに着こなせるトレーナーの選び方

2022.09.08

Gymphlex(ジムフレックス)

1906年、イギリスでジェームス・ガードナー・グラハムがスポーツウエアメーカーとして、Graham School wear(グラハムスクールウェア)社を設立。その後1936年に国軍に体育用のショーツを提供したことからジムフレックスブランドが始まりました。 Gymphlex(ジムフレックス)というブランド名は、「体育」を表すGYMNASTIC(ジムナスティック)と「体をほぐす」等の意味を持つFLEX(フレックス)に由来します。

1900年代半ばのイギリスといえば、国民の兵役が義務であり、政府が運動を積極的に推奨し、学校では体育が最重要科目だった時代。そんなときに学校へ体育着の販売を始めたことからスポーツシーンに欠かせないブランドとなりました。1960年代にはスポーツショップや百貨店にまで販路を拡大。スポーツウエアブランドとして確固たる地位を確立しました。

そんなジムフレックスのスウェットは、広めの身幅に短めの着丈というバランスよいシルエットが特徴。洗い加工をかけてビンテージライクな風合いも加味されています。素材にはボリュームがありながらも軽やかな裏毛(うらけ)を使用。直接肌に当たる部分には肌触りのよい特殊な無撚糸(むねんし)を採用するなど、細やかなこだわりが活きています。

KAPTAIN SUNSHINE(キャプテン サンシャイン)

シーメン(海の男)のタフで雄々しいユニフォーム「KAPTAIN」。目的を持ったディテールでぜいたくに、かつ、ソリッドに構成されたフィールドウエア「SUNSHINE」。これらをキーとして、往年のアメリカ製品に影響を受けながら、日本のファクトリーがもつ粋な生地とこだわりの縫製を融合した服づくりを目指すブランドです。

男性ファッション誌の編集を経たのちにデザイナーとしてのキャリアをスタートさせた児島晋輔。2013年にこのブランドを立ち上げると、瞬く間に話題になりました。上質な原料から作る豊かな素材。日本のファクトリーの確かな縫製。洗って天日干しできる使いやすさ。そんな確かな服づくりが高く評価されています。

スウェットの特徴は、ブランド定番のストレッチスウェット生地。表糸にコットンアクリルのバルキー糸(収縮する繊維と収縮しない繊維を混紡した後、熱処理で空気を多く含むように加工した糸)を使用。しっかりと縮絨(しゅくじゅう)して組織を緻密にすることで、非常にクリアな表情とハリを実現しています。中糸にはPU(ポリウレタン)糸を使用しているためストレッチも利いています。

REMI RELIEF(レミ・レリーフ)

古きよき時代のアメリカを表現したいという思いから、デザイナーの後藤 豊が2008年にスタートさせたブランド。ブランド名のレミ・レリーフは、 「REMIX(ミキシングし直す)」と「RELIEF(取り除く)」から成る造語。背景には、ひとつひとつの工程に工夫を加えながらも、余分なものを取り除くことでいいものが生まれるというマイスターの思想があります。コンセプトは「HIGH QUALITY OF LIFE(ハイクオリティ オブ ライフ)」。量ではなく質を重視する思いをもとに、糸、撚糸、編み立て、プリント顔料、加工と全工程にこだわっています。

特筆すべきは、岡山県の児島に自社工場を構え、糸の染色から縫製、加工まで一貫した製作を行っていること。工場内にはオリジナルのウォッシュタンブラーがあり、これを駆使して薬品を一切使用しない丁寧なビンテージ加工が施されています。こだわり抜かれて製作された服の数々は、まるで本物のビンテージのような風合いが魅力です。

ブランド定番のスウェットは、シルエットはスッキリとしていて現代風ながら、古着のように適度に力が抜け、柔らかいタッチが印象的。一着で雰囲気のある着こなしが実現します。

FilMelange(フィルメランジェ)

究極のカットソーを作るブランドとして、2007年に誕生した フィルメランジェ。その名前には「混ざった色の(Melange)糸(Fil)」という意味が込められています。「混ざった色」とは、昔からTシャツやスウェットシャツに使われてきた杢(もく)色のこと。杢色のように気取らず、誰にも似合って、時代を超えて愛される「日々の暮らし」の色。そんな色彩を持つ天然素材から美しい生地を編み立て、卓越した技術を用いて丁寧に服を仕立てています。

「わた」の選定から「糸」「生地」「縫製」に至るまで、徹底した自社開発により生まれるスウエットは、ナチュラルで深みのある色合い、そして肌触りや着心地のよさで多くのファンを魅了しています。果実や樹木など植物から色素を抽出するボタニカルダイという染色方法を用いて植物本来の色味を鮮やかに表現したものや、生産量が少なく「幻のコットン」とも言われる海島綿(かいとうめん)のオーガニック種を使用し、美しいつやとカシミヤのような柔らかさを出したものなど、こだわりの品々が幅広く揃います。

UNIQLO(ユニクロ)

カジュアルな衣料品を幅広く手がけるユニクロ。日本におけるファストファッションの代表的存在であり、自社の製品を「ライフウエア (LifeWear)」として位置付けています。

2001年のイギリスを皮切りに始まった海外出店は、現在アメリカ、ヨーロッパやアジアの多数の国々に及び、グローバル化が進んでいます。リーズナブルな価格帯、カラーバリエーションとサイズの豊富さ、快適な着心地やシンプルなデザインといった総合的な強みにより世界中で受け入れられています。

そんなユニクロのスウェットは、首元にⅤ字のガゼットをあしらったスウェットシャツタイプ、カジュアルなプルパーカタイプ、使い勝手のいいフルジップパーカタイプなど、いずれもシンプルで日常で使いやすいアイテムがそろいます。

また、ユニクロといえば、ほかブランドや有名デザイナーとのコラボによる特別コレクションが毎シーズン注目を集めています。スウェットも例外ではないのでぜひチェックしておきたいところ。高価格帯のブランドのエッセンスを生かした服を手軽に購入できるため、ファストファッションといえども個性を求める方や、より上質なアイテムを求める方におすすめです。

トレーナーにもこだわり、お気に入りを着こなそう

数あるブランドのなかからメンズトレーナーが人気を集める10のブランドを紹介しました。製品の背景にあるコンセプトや服づくりへのこだわりを知ると、ひと口にトレーナー、スウエットといっても多様な違いがあることがわかり、自分なりの選ぶ基準が明確になってきます。

「トレーナー選びのポイント」で紹介したとおり、サイズ、素材、機能性、デザインの4点にこだわるのが基本ですが、それに加えて、コンセプトに共感できるブランドのトレーナーを探してみるのも面白いかもしれません。今回紹介したブランドを参考に、お気に入りの一着を見つけてください。

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