カジュアルウェア

メンズのダウンジャケット選びで
知っておきたい15ブランドとは?

2021.11.25

写真・図版

国内外のブランドがおしゃれで機能性の高いダウンジャケットを展開しています。機能性に優れたダウンジャケットを手に入れて暖かく冬を過ごしましょう。この記事では、ダウンジャケットの概要や、選ぶうえで覚えておきたい15ブランドを紹介します。

ダウンジャケットとは?

ダウンジャケットとは、水鳥の胸に生える羽毛を使ったアウターのことです。生地をキルティングすることで、内側に仕込んだ羽毛が偏るのを防いでいます。ダウンジャケットはアメリカのファッションブランドである「エディー・バウアー」の創業者が1936年に開発したといわれています。釣り好きのエディー・バウアーが真冬でも釣りを楽しめるように、保温性の高いダウンを使ってアウターを作ったのがダウンジャケットの始まりです。軽量でボリューム感があるダウンジャケットは見た目にも暖かく、冬の定番アイテムとして広く親しまれています。

アヒルやガチョウから採取できるダウンはタンポポの綿毛に似た素材で、非常に柔らかく、毛と毛が絡まないという特徴があります。毛の間に大量の空気を保持できるので保温性が高く、寒い冬に役立つ素材として活用されているのです。また、ダウンは吸湿性と放湿性に優れており、衣服内部の湿気を適度に調整してくれる機能も備わっています。

ダウンは1羽の水鳥から5~10gしか採取できない高価な素材です。そして、ダウンだけでは柔らかすぎてジャケットの形が維持できないため、適量のフェザーが混ぜ合わされています。フェザーとは水鳥の全身を覆う羽根のことで、ダウンとは異なって羽軸があり、弾力性に富んでいるのが特徴です。フェザーはラージフェザーとスモールフェザーの2種類に大別され、ダウンジャケットに使う場合は後者が高品質だとされています。

安価なダウンジャケットほどフェザーの割合が高い傾向にあります。着心地のよい高品質なダウンジャケットを求めるのであれば、ダウンが70~90%、フェザーが10~30%の割合で含まれた製品を選ぶのがおすすめです。ちなみに、ダウンやフェザーではなく中綿が仕込まれたジャケットもあります。中綿とは、人工的に作られた化学繊維の綿のことです。天然素材よりも水に強く、安価に入手できますが、保温性などの品質面では劣るとされています。

ダウンジャケットの品質はフィルパワーによっても左右されます。フィルパワーとは、1オンス、つまり約28.4gの羽毛が膨らむ体積を立方インチに換算した単位です。フィルパワーの数値が高いほど羽毛の品質も高いとされており、700フィルパワー以上の羽毛を高品質とみなすのが一般的です。フィルパワーの数値が高い羽毛が使われたダウンジャケットは、軽量でも高い保温性を発揮してくれます。

デザインや素材も多種多様。ダウンジャケットの人気15ブランド

写真・図版

多種多様なデザインや素材があり、どれを選んでいいか迷ってしまうダウンジャケット。ブランドごとの特徴を知り、気に入ったブランドから最適なアイテムを探してみるといいでしょう。ここからはダウンジャケットの人気ブランドを取り上げ、その歴史やデザイン、機能の特徴などについて解説します。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)

「ザ・ノース・フェイス」は1966年にアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで創業されたアウトドアブランドです。創業当時から革新的な製品を次々と打ち出し、アウトドア業界をけん引するトップブランドとして広く知られるようになりました。ドーム型テントとしては世界初の「オーバルインテンション」や、高品質のダウンをふんだんに使った「スリーピングバッグ」など、革新をもたらした製品については枚挙にいとまがありません。妥協せずテクノロジーの限界に挑み、高機能なアウトドア用品を追求しつづけてきたブランドといえるでしょう。ちなみに、ブランド名は登るのが困難な山岳の北壁に由来しています。

ザ・ノース・フェイスのダウンジャケットには極寒の環境下でも耐えられる保温性が備わっており、タウンユースにも適した洗練されたデザインも特徴です。定番アイテムとしては、1990年代に登場した「ヌプシジャケット」が挙げられます。左胸のロゴが際立つシンプルなデザインで使い勝手がよく、立ち襟には折りたためるフードが収納されています。

そのほか、「マウンテンダウンジャケット」も人気アイテムのひとつです。肩やひじなどの部分には丈夫な生地を使って耐久性を高め、純度の高いダウンを使うことで優れた保温性を誇っています。高品質なダウンジャケットを手に入れたいときは、真っ先に検討するべきブランドです。

JOSEPH ABBOUD(ジョセフ アブード)

「ジョセフ アブード」は、ポロ ラルフ ローレンのディレクターなどを経験したファッションデザイナーのジョセフ・アブードによって1987年に立ち上げられたブランドです。「自然との共存」をテーマに掲げており、自然から受けたインスピレーションをもとに天然素材志向のモノづくりを目指しています。服だけでなくライフスタイルまでデザインすることを信条としており、ナチュラルな大人のカジュアルを求める人にはうってつけのブランドだといえるでしょう。

ジョセフ アブードでは、2018年から良質なオーガニックコットンをブレンドして生み出した「ジョー・コットン」にこだわったウエアを展開しています。自然素材を活用し、サステイナビリティを重視した設計がジョセフ アブード最大の特徴です。ダウンジャケットについても同様で、寝具に使用された羽毛を洗浄して再利用するリサイクルダウンなどを選ぶことで環境にも配慮しています。持続可能な開発を重んじる時代にあって、ファッション業界でもジョセフ アブードのような姿勢のブランドが注目を集めています。

WOOLRICH(ウールリッチ)

「ウールリッチ」は1830年にアメリカのペンシルベニア州のプラム・ランで創業されたアウトドアブランドです。最初は毛織工場から始まったウールリッチは、南北戦争の際もウエアを提供しており、アメリカで最も古いアウトドアブランドとして知られています。ウールリッチの代名詞といえるのが、1850年に登場した「バッファローチェック」です。バッファローチェックは赤と黒のブロックチェックで、現在ではアメカジスタイルの定番柄として定着しています。

ウールリッチの代表的なダウンジャケットが「アークティックパーカ」です。アークティックパーカはもともと、パイプライン建設事業に従事する人のワークウエアとして1970年代に生まれました。アラスカの厳しい環境にも耐えうる保温性と快適に作業できる軽量性を備えたアークティックパーカは大ヒットし、ブランドを代表するアイテムへと成長しました。2012年には「ニューアークティックパーカ」が発売され、タウンユースにも適したデザイン性が加わってさらなる人気を集めています。

次ページ2ページへ

1 2 3 Next

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 写真・図版

    【目覚めの一発】義務化しないことが習慣への道
    10年後の自分を幸せに! 日々の生活に採り入れる簡単ストレッチ

    週末の過ごし方

    2022.06.24

  2. 写真・図版

    女子ゴルフ騒動で注目のプロキャディー……
    気になる報酬額と求められる能力。

    週末の過ごし方

    2022.06.29

  3. 写真・図版

    日本焼肉、ここにあり!
    銀座の夜に、新しい大人の選択肢が登場。

    週末の過ごし方

    2022.06.23

  4. 写真・図版

    ファッショントレンドスナップ144
    レザースニーカーの新エースは、オン・オフ使える二刀流。
    おまけにイタリア生まれでコスパ最強!?

    カジュアルウェア

    2022.06.14

  5. 写真・図版

    カレーが導いた
    カリ〜なる転身
    【センスの因数分解】

    週末の過ごし方

    2022.06.23

紳士の雑学