腕時計
オメガ
【男たちよ、時計を愛せ。】
2021.11.11
スーツを着るのか、着ないのか。ネクタイを締めるのか、締めないのか。決めるのは、自分自身である。
誠実な仕事ぶりを伝えたいのであれば、ネイビーのストライプスーツを選べばいい。大事なプロジェクトに臨む気分を引き締めたいのであれば、ネクタイを締めればいい。事程左様に、男の着こなしは、単なるファッションにとどまるものではない。
腕時計も、また同じこと。約束や時間をしっかりと守る姿勢を示すならば、着用するに限る。そして、どんな腕時計を選ぶかで、自分の価値観をも伝えてしまうものだ。
端正な男でありたいのか。優雅な男でありたいのか。タフな男でありたいのか。はたまた、腕時計で親密さを実現したいのか。まずは、そこを自らに問うてみてほしい。
1秒、1分、1時間。その積み重ねが、仕事のキャリアとなり、大切な人と歩む自分の人生となっていく。仕事を愛する、家族を、人生を愛する。時計を愛するとは、そういった意味を持つのだと思う。
文・山本晃弘(服飾ジャーナリスト)
スーツ¥143,000/ブリッラ ペル イル グスト、シャツ¥41,800/ルイジ ボレッリ、ネクタイ¥16,500/ブリューワー、チーフ¥7,480/フランコ バッシ(すべてビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph:Osami Watanabe
Styling:Yukihiro Yoshida
Hair & Make-up:Masayuki(the VOICE)
Text:Keiji Kasaki(TEAM SPIRAL)
Edit:Mitsuhide Sako