カジュアルウェア
気温10度に適した服装とは?
コーディネートやアイテム選びのポイントを解説
2021.12.07

天気予報で「気温10度」と聞いて、今日は寒いから暖かい服装で出かけようと考える方は多いのではないでしょうか。気温10度とひと口に言っても、最高気温10度と最低気温10度では適する服装が異なります。
そこで今回は、気温10度に適したファッションについて、コーディネート例やアイテム選びのポイントを解説していきます。
気温10度とはどれくらいの寒さ?
気温10度と聞くと、どれくらいの寒さを想像するでしょうか。十分に寒いと感じる方がいれば、ひと桁ではないので比較的暖かいと感じる方もいるかもしれません。同じ気温10度でも、最低気温、平均気温、最高気温のうち、どれを指すのかによって寒さの度合いが全く異なります。
気象庁のデータによると、最低気温が10度前後になるのは4月下旬と11月上旬。この時期は最低気温が10度でも最高気温が20度近くまで上がるため、一日のなかで調節できるよう脱ぎ着できる服装が適しています。
平均気温が10度になるのは3月下旬と11月末。最高気温が10度になるのは年末年始と2月初めごろであり、まさに冬本番の寒さとなります。「最高気温10度」の日は、コートなどで防寒対策を万全にして出かける必要があります。
気温10度のコーディネート、アイテム選びのポイント
続いては最低気温10度、平均気温10度、最高気温10度それぞれに適したコーディネートの例を紹介。併せてアイテム選びのポイントも解説します。
キレイめジャケットスタイル
まずは、最低気温10度の日におすすめのコーディネートを3つ紹介していきます。最初に紹介するのは、ジャケットが主役のキレイめスタイル。
通常1日のなかで最低気温を記録するのは朝方であり、日中は気温が高くなっていきます。最低気温10度の季節は、日中になると20度前後まで気温が上昇することも多く、朝の気温を基準にして服を選んでしまうと日中は暑く感じるかもしれません。そのため、脱ぎ着しやすいファッションを意識したいものです。
おすすめのコーディネートはグレーのテーラードジャケットを主役として、全体をモノトーンでまとめます。インナーには黒無地の薄手ニット、パンツは同じく黒のスラックスをチョイス。黒い革靴で足元を締めれば、オン・オフどちらでも通用する鉄板ジャケットスタイルの完成です。
シンプルなコーディネートのなかでアクセントになるのが、ジャケットの襟元で存在感を放つピンズ。寒い朝にはワインレッドやネイビーなど、深みのある色合いのマフラーやストールを合わせるのもいいでしょう。
厚手のパーカでカジュアルに
最低気温10度の日に、冬物のコートを着てしまうと暑い思いをする可能性大。だからといってシャツ1枚では寒いかもしれません。そんな季節に活躍するのが、暖かく過ごせるパーカです。
2番目に紹介するコーディネートの主役はライトグレーのパーカです。パーカの生地の厚さはオンスで表されますが、12.4オンスというボリューム感ある生地が最適です。暖かい日中は袖をまくればよく、シンプルなデザインなので、ボトムスに何を合わせても違和感がありません。
こちらのコーディネートでは、ジャケットのときと同じくシンプルな黒のパンツを合わせるのがいいでしょう。また、トップスとボトムスがシンプルな組み合わせなので、ネイビーのニットキャップをかぶればいいアクセントに。家の中で過ごす日も、ちょっとしたお出かけの日も、幅広く対応できる肌寒い季節のカジュアルスタイルです。
深まる秋を感じさせるアーガイル柄カーディガン
最低気温10度の日におすすめの脱ぎ着できるトップスとして、もうひとつ外せないのがカーディガンです。シャツの上にカーディガンをはおるだけでコーディネートは完成しますが、それだけではシンプルで味気なく感じるかもしれません。
3つ目に紹介するコーディネートは、秋冬ファッションで人気のアーガイル柄が特徴のカーディガンが主役。オレンジとブラウンのアーガイルは深まっていく秋、その先の冬を感じさせ、表面は長い毛足のモヘアタッチでトレンド感を演出。ジャストサイズのシンプルな白シャツの上に、印象的な柄でオーバーサイズのカーディガンをはおることにより、上半身が絶妙なバランスでまとまっています。
足元はチャコールグレーのパンツに、同じくグレー系のオーソドックスなスニーカーを合わせ、カーディガンを引き立たせるコーディネートにするのがおすすめです。