腕時計

ティソ
端正であれ/カテゴリー01
【男たちよ、時計を愛せ。】

2021.12.02

「端正」と同じ読みで「端整」という表現がある。意味は似ているが、決定的に違うのは後者が容姿に限定されるのに比べ、「正」の字がたたずまいや雰囲気までも賞賛の対象にしていることだ。単なる見た目ではなく、内面からにじみ出る品格が身に着ける人を引き立たせ、周囲の人に安心感を与える。

ビジネスパーソンが長く使える時計を選ぶなら、まずこの美徳を徹底させよう。といっても選択の基準は決して難しくない。まず文字盤が見やすいこと。次に時、分、秒の三針は外せない。時間の精度のみならず、動き続ける秒針が心地いい緊張感を与えてくれる。もうひとつがサイズ。円型であれ、角型であれ、手首のセンターに程よく収まる大きさがベストと覚えておきたい。 上品な着こなしを邪魔しない、かつ負けない──それが端正であることの神髄といえる。

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ステンレススチール、自動巻き、ケース径40㎜、10気圧防水、¥104,500(ティソ 03-6427-0366

「ジェントルマン・オートマティック」 1960年代のモデルをベースに、現代の正統派をコンセプトとして2019年に誕生。シャープで視認性の高い時分秒針など、細部まで洗練された仕上がり。耐磁性に優れたロングパワー(最長約80時間)のムーブメントを搭載。

掲載した商品は税込み価格です。

「アエラスタイルマガジンVOL.51 AUTUMN / WINTER 2021」より転載

<<【男たちよ、時計を愛せ。】まとめ

Photograph:Masanori Akao
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK. STUDIO)
Text:Keiji Kasaki(TEAM SPIRAL)
Edit&Text:Mitsuhide Sako

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