調べ・見立て

WEB会議と出勤のビジネスウエアを調査。
「総カジュアル化」という論評に異議アリ!
編集長の「見立て」。#56

2022.06.17

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WEB会議の服装は、予想どおり「カジュアルスタイル」が36%と多数。ただ、「スーツ(タイドアップ)」18%、「セットアップスーツ(ノータイ)」12%、「ジャケパン(ノータイ)」18%も、ある程度の支持を集めています。推察するに、WEB会議の相手や内容によって服装を変えているのでしょう。チームメンバーとの定例会議にはカジュアルスタイルで、クライアントとの重要な商談にはWEB会議であってもスーツ着用といった具合です。

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自動車メーカーのホンダは対面でのコミュニケーションを活性化させるために、今年のGW明けから在宅勤務を取りやめ、全従業員に週5日すべて出社する指示を出しました。アエラスタイルマガジンのアンケートでも、コロナ以前と同じように週5日程度(毎日)出社すると回答している人が33%に上ります。いっぽうで、「週1日程度」9%、「月2、3日程度」7%、「月1日以下」15%と、約3割のビジネスパーソンは週1日以下の出社にとどまっています。出社するのか、しないのか。働いている業種や会社、そして本人のマインドやワークスタイルによって一様ではないのです。

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出勤の際の服装も、また一様ではありません。アンケートによると、「スーツ(タイドアップ)」29%と「スーツ(ノータイ)」11%を合計すると、40%の人がスーツで出社しているのです。いまどき流行のセットアップスーツを着用している人は、タイドアップとノータイを合計すると17%。そしてジャケパンスタイルは、タイドアップとノータイの合計が29%。いっぽうで、カジュアルスタイルで出勤すると回答した人は14%にとどまっています。

昨今のニュースでは、コロナ禍によるカジュアル化で誰もスーツを着なくなったように言われることがあります。スーツをはじめとするビジネスウエアの市況が厳しいのは事実です。ただ、すべてカジュアル化しているという論評は正しくありません。ファッション業界やファッション雑誌は、消費者の反応を先回りしすぎているのではないでしょうか。今回のデータから読み解くと、リモートワークの基本はカジュアル、ただしクライアントとのWEB会議にはスーツを着用。出社のときにはスーツが基本で、シチュエーションに応じてセットアップやジャケパンも着用する。これが、ビジネスパーソンのリアルな声だと思うのです。

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