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F1日本GP鈴鹿で遭遇した
フェッラーリの社長に学ぶセレブスタイル
ファッショントレンドスナップ161
2022.10.25
3年ぶりに鈴鹿サーキットで開催された2022年F1日本グランプリ、今回はこれまでとはちょっと違うこの地でスナップを決行。
小雨が降る初日に行ったのですが、F1のファンの人たちの熱気はマックスで、なんと約3万8000人も観戦していたとか。そのなかには、日本人だけでなくさまざまな国から、このサーキットを目指して来日したセレブリティーも。
このF1というスポーツは、元々ヨーロッパが発祥の地ということもあり、海外から来るような方の観戦スタイルは独特。特に一般の観客席の反対側にあるパドック(タイヤ交換などをしているガレージ)の上にある、パドッククラブというスペースで観戦する人は、とてもスマートな着こなしをしているといううわさ。
ちなみに、パドッククラブのチケットは、3日間通しで70万円以上(税込)するらしく、そこにエアチケットを払ってやって来るのですから、その場にいる人たちはVIP、セレブリティーと呼んで間違いないでしょう。
今回は、パドッククラブで優雅にスパークリングワインを飲んでいるジェントルマンを発見したので、スナップさせていただきました。ちなみに、時間は午後3時くらいだったと思いますが、タイミング的にはF1の走行を見終わって、のどを潤しにやって来たという感じでした。
ごあいさつをするとなんとこの方は、F1の公式スパークリングワインに認定されているイタリアのフェッラーリ社のCEO。
「2021年からF1のレース後の表彰台でのセレモニー、俗にシャンパンファイトと呼ばれるあの場面で使われるお酒は当社のものになっています。当社は、今年創業120周年を迎える北イタリアの酒造メーカーです。本社とブドウ畑はアルプスに囲まれたトレントという高地の街にあり、イタリアNo.1と言われているスパークリングワインを造っています」とフェッラーリ社3代目のマッテオ・ルネッリさん。
今回私が注目したのは、リラックスしつつもラグジュアリーな雰囲気を漂わせているネイビージャケットの存在。超定番アイテムにベージュのパンツという、ベーシックなコーディネートなのに、オーラがバシバシ出ているのです。もちろん、飲んでいるフェッラーリのお味も気になりましたが……。
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