腕時計

グランドセイコー
【旅する腕時計。】

2022.12.06

写真・図版
「SBGE277」 熟練の職人によってハンドメイドでつくられているスプリングドライブウオッチ。黒い文字盤に施された凹凸は、工房を囲む信州の穂高連峰の山肌をイメージしたダイナミックなもの。火山活動から生まれ、長い年月、厳しい風雪に削られ続けた模様が真摯なクラフトマンシップと重なる。赤い針が第二時間帯を示すGMT機能つき。キャリバー9R66を搭載。自動巻き[手巻きつき]、ステンレススチール、ケースサイズ縦50.8×横44.0㎜、日常生活用強化防水[20気圧]、¥715,000(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012

ずっと同じ場所で過ごしていると、時間が進んでいるのかどうか、わからなくなってくる。そう、いま皆が思っている。そろそろ、旅がしたいと。

飛行機に乗るときに、腕時計の針にチラっと目をやるだけで、気分はもう旅先に飛んでいる。頼もしい相棒となる時計を腕につければ、思いをはせる景色の絵を描くかのように、どこへでも、どんな時間へも行くことができるから不思議だ。

深海を旅するなら、もちろんダイバーズウォッチがいい。憧れを抱く古きよき時代への旅は、ビンテージデザインを復刻した腕時計と共に。秋の夜長に仰ぎ見る月へは、宇宙を感じさせる文字盤を見ながら。実際には行けない旅も、腕時計と一緒であれば、かないそうだ。

かつてヨーロッパからの新たな航路や新大陸の発見に挑んだ大航海時代に、時計が格段の進化を遂げたことを思い出す。

新しい場所で新しい時間を動かしはじめるために、腕時計と共に旅に出よう。さて、あなたのスケッチブックには、どんな新しい世界が描かれるのだろうか。

文・山本晃弘(服飾ジャーナリスト)

【旅する腕時計まとめ】

「アエラスタイルマガジンVOL.53 AUTUMN / WINTER 2022」より転載

Photograph:Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling:Ai Imada
Illustration:Michiharu Saotome
Edit:Mitsuhide Sako(KATANA)

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