調べ・見立て(調査中)

ゲリラ豪雨やスコールのシーズン。
気候変動はビジネスウエアにも影響アリ!?
編集長の「見立て」。#66

2023.05.23

600_雨の日の装い01

梅雨の時季でなくとも、気候変動の影響もあってか、亜熱帯のスコールのような雨に遭う機会が日本でも増えてきたように思います。「雨の日が好きですか?」という問いかけに「No」と回答したのは、69%のビジネスパーソン。スーツや靴や鞄が濡れたり汚れたりすると、仕事の効率も悪くなってしまうものです。

600_雨の日の装い02

「雨の日の装いで最も気を付けていることは?」と問いかけたところ、「ビジネスシューズが防水やすべりにくいものであるか」を気にかけているという回答が56%となり、「スーツの裾の汚れや水はね」の37%を上回る結果となりました。外回りの多い営業マンにとっては、足元が不安定になるシューズでは、フットワークが鈍ってしまうという意味でしょう。

600_雨の日の装い03

40%ものビジネスパーソンが、雨の日に履く「レインシューズを持っている」と回答した結果に驚かされます。「普段のビジネスシューズに防水処理をする」21%や「防水機能のある靴を雨の日用にしている」31%の回答も多く、「天気で使い分けることはない」という無頓着派は8%にとどまりました。ゲリラ豪雨やスコールが増えてきた変化に合わせて、靴メーカー各社が雨の日対応の製品を提案したことが、こういった意識の変化に影響を及ぼしたと推察できます。

600_雨の日の装い05

スーツもばっちり、レインシューズをきちんと履いたビジネスパーソンも、ビニール傘を使った途端に着こなしが台無しになるので注意してください。「あなたはビニール傘を使っていますか?」の質問に対して、「いつもビニール傘を使っている」という回答が16%にも上っています。「いつも」というのは、ビニール傘であれば無くしたり忘れたりしてもいいという考え方からなのでしょうか。そういった「使い捨て」の発想は、環境負荷の観点からも、意識の変革が必要です。最近では、持ち歩くビジネスバッグの中に小型軽量の折りたたみ傘を常備しているビジネスパーソンも増えてきました。そういったちょっとした心がけこそが、現代のしゃれ者の条件だと思うのです。

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