靴
戦うのではなく着飾るためにデザインされた、
ジミー チュウのサンダル。
2023.07.26
“おしゃれは足元から”というクリシェ(決まり文句)は現代においても有用だが、高温多湿な日本の夏にレザーのドレスシューズはやや不向き。かといって、スニーカーはありきたりすぎてどこか物足りない。そこで、選択肢に挙がるのがサンダルだ。素材やデザインに気を配れば、大人っぽく上品にも装える。何より優れた通気性と解放感は涼やかなだけでなく、Tシャツやショーツといった夏の軽装にまとまりを生む。「でも何を選べばいいの?」とお悩みの貴方のために、今シーズンのおすすめを日替わりで紹介。この夏を共に過ごす気に入りの一足を見つけてはいかがだろう。
足首にシューレースを巻き付ける、古代ローマ発祥のグラディエーター サンダルがそのベース。柔らかくしなやかな革質のバケッタレザーを採用することで、優しい足当たりに仕上げた。アッパー部分のストラップには、ブランドを代表するモチーフのひとつ、ダイヤモンド型のスタッズをちりばめ、きらびやかなアクセントをプラス。歴史をたどれば、かつて剣闘士が履いていた粗野な履物を、上質な素材使いと現代的なディテールでリュクスに昇華させたジミー チュウらしい一足と言える。
問/ジミー チュウ 0120-013-700
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Koto Sato
Styling: Tomohiro Saito(GLOVE)
Text: Tetsuya Sato