靴
50年代のリゾートスタイルを想起させる、
ジェイエムウエストンのサンダル。
2023.08.08
“おしゃれは足元から”というクリシェ(決まり文句)は現代においても有用だが、高温多湿な日本の夏にレザーのドレスシューズはやや不向き。かといって、スニーカーはありきたりすぎてどこか物足りない。そこで、選択肢に挙がるのがサンダルだ。素材やデザインに気を配れば、大人っぽく上品にも装える。何より優れた通気性と解放感は涼やかなだけでなく、Tシャツやショーツといった夏の軽装にまとまりを生む。「でも何を選べばいいの?」とお悩みの貴方のために、今シーズンのおすすめを日替わりで紹介。この夏を共に過ごす気に入りの一足を見つけてはいかがだろう。
フランスの名門、ジェイエムウエストンが贈るメゾン初となるサンダルは、1950年代のリゾートスタイルが着想源。甲部分でクロスさせたソフトカーフ製のストラップと、かかとをしっかりとホールドするナローなバックストラップのコンビで洗練された印象に。バックストラップの先端部分には、同色で“W”のステッチをあしらい、品のあるクラス感を加味。クッション性に優れたインソールとグリップ力のあるハーフラバーソールで、履き心地に関しても申し分なし。上質な素材使いとシックなカラーは、カジュアルな夏の装いをぐっと格上げしてくれる。
問/ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Koto Sato
Styling: Tomohiro Saito(GLOVE)
Text: Tetsuya Sato