カジュアルウェア
【ユニクロ】UTで見つけた大人のための“文化系”アイテムvol.3
2024.08.28
ユニクロが手がけるTシャツをメインとしたオリジナルブランド、UT(ユーティー)。アート、音楽、映画、アニメなど、世界中のポップカルチャーを集結したラインアップは、自分の趣味嗜好をアピールできるだけでなく、「それどこのTシャツ?」なんてひと言をきっかけに、他者とのコミュニケーションを手助けする媒介役ともなる。今回、夏から秋にかけて展開されるUTの新シリーズにスポットを当て、週替わりでおすすめアイテムをピックアップしていく。
第3回は、特撮怪獣映画の金字塔、ゴジラの第1作の公開から70周年を記念したコレクション「ゴジラ 70th アニバーサリー UT」を紹介。過去の映画ポスターなどの印象的なビジュアルをTシャツに落とし込んだファン垂涎のラインアップから5アイテムを厳選。
1954年に公開された記念すべき第1作『ゴジラ』をTシャツ化。当時の映画ポスターのビジュアルと、縦書きの「ゴジラ」ロゴがインパクト抜群。微妙にズレている字間など、レトロクラシックなフォント使いが秀逸。
1955年公開の作品『ゴジラの逆襲』がテーマ。フロントには、2代目ゴジラと本作で初登場した新怪獣、アンギラスのシルエットをモノクロであしらった。背面には映画ポスターのビジュアルが大胆にプリントされており、まさに背中で語る一枚。
1972年に公開された映画『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』をTシャツ化。当時の映画ポスターのビジュアルを転用したデザインだが、コラージュのようなタイトルデザインや図柄とフォントのバランスなど、ビンテージライクなデザインが新鮮に映る。
1975年に公開された『メカゴジラの逆襲』がテーマ。メカゴジラ2と新怪獣、チタノザウルスに立ち向かうゴジラをダイナミックな構図で描いた。フロントにはタイトルロゴとゴジラの顔がワンポイントでプリントされており、どことなくギークなデザインは女性が着てもかわいらしい。
2023年に公開された『ゴジラ−1.0』をTシャツに。本シリーズのなかでも異彩を放つデザインは、北米版の映画ポスターのビジュアルを転用したもの。背面にプリントした手書き風のロゴも含めて、ゴジラを知らない若者からすると海外のバンドTに見えるかもしれない。Tシャツをきっかけに、過去の作品を知るというのもカルチャーの入り口としては間違っていない。
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問/ユニクロ 0120-170-296
掲載した商品はすべて税込み価格です。
Text: Tetsuya Sato