週末の過ごし方
気持ちを伝える最高のホワイトデーに!
エリア別 うれしい贈り物in六本木・赤坂
2025.03.14

2月の風物詩がバレンタインなら、3月はホワイトデー。本命はもちろん、たとえ義理チョコや友チョコにだって感謝の気持ちがこもっているもの。その気持ちに応えるべく、ホワイトデーにはちょっとしたサプライズ感のある贈り物はいかがでしょう。エリア別に、特別感ある贈り物を集めました!
いつもの味がうれしい
わが家の定番で愛を確認

家族からもらったバレンタインのお返しに、特別なことをせず“いつものうれしい”を。そんなコンセプトを掲げるのは、かの有名な赤坂『しろたえ』。1976年創業の洋菓子店で、赤坂見附でケーキといえばここ!という老舗です。
まったく宣伝活動をしていないというのに、連日行列ができるほどの人気店。多くの人が目当てにしているのがレアチーズケーキで、同店のシグネチャー的存在です。フレッシュなクリームチーズのさわやかさとコク、ずっしりと重たいしっかりめの味わいが特徴で、小ぶりながらも食べ応えがあるところも人気の理由。

レアチーズケーキと並んで人気なのがシュークリームで、こちらもずっしりと重たく、また、しっとりしたシューが人気。これでもかと詰め込まれたカスタードクリームがこれまた特徴で、シューのやわらかさとなめらかなクリームはもはや“飲めるシュークリーム”。こんなにぜいたくなつくりなのに、いくつでも食べられそうな軽い味わいに多くのファンがいるのも納得です。
レアチーズケーキ、シュークリーム共に予約が可能で、時間を指定すれば並ばずに購入することもできます。レアチーズはホールタイプもあるので、人数に合わせてサイズを選びたい。

毎日20種類ほどのケーキがショーケースに並びますが、すべてお店の上階にある厨房で作っている。常にその日の焼きたて、できたてを購入することができるのも『しろたえ』のいいところで、焼き菓子などは足りなくなれば焼いているため店内にはいい匂いが充満しています。
そのうえ、創業者の「ケーキを特別なものにしたくない」「仕事の帰りに、家族にお土産として気軽に買えるように」という想いを今も守り続け、円安、値上げつづきの現代においても料金はほとんど据え置きのまま。ゆえに、人気商品のレアチーズケーキは300円(税込)、シュークリームは220円(税込)という驚異のお値打ち価格で購入可能なのです。
そんな社長の愛が詰まったしろたえのケーキ。家族へのお返しにはやっぱりこれ、ではないでしょうか。
しろたえ
住所/東京都港区赤坂4-1-4
電話番号/03-3586-9039
営業時間/火~金 10:30~19:30
土・祝 10:30~19:00
※喫茶はすべて18:00まで(ラストオーダー17:30)
定休日/日・月
スタイリッシュなスペースをプレゼント
“あなただけ”のフラワーアレンジメント

花を贈る、というのもホワイトデーの定番かも? それなら少しフラワーアレンジメントを加えて、“あなただけ”の贈り物をするのはいかがでしょう。
日本で初めてフレンチスタイルのフラワーデコレーションを展開した藤田京子氏。ただの花束ではなく、空間や“その人”にマッチするアレンジメントに定評があり、これまでに伊勢志摩サミット首相夫人ディナー会場テーブル装花、首相夫妻から各国首脳夫妻へのウエルカムフラワーなどのほか、ウエディングやガラディナーなど華やかな場面で活躍しています。

そんな藤田氏のアトリエ『réfléchir KYOKO FUJITA(レフレシール キョウコフジタ)』では、贈る相手の写真などからイメージを得てオリジナルアレンジメントをしてくれる「オートクチュールアレンジメント」(2万2000円~/税込)を提供。季節の花のなかから、その人のイメージに合わせたカラーを選んでアレンジ、特別感のあるひと品を制作してもらえます。

もちろん、季節の花を用いたプリセットのアレンジメントもあり、こちらはカラーを選ぶことが可能。ボックスにコンパクトに収まった人気の「Share Cube2」(1万1000円〜)には、ホワイトデーの贈り物用に香りのバラを必ず1本入れてくれるとのことで、かれんで華やかな贈り物となることは請け合いです。
お部屋にちょっと置くだけで、場のイメージをがらりと変えるフラワーアレンジメント。インテリアにこだわるあの人への贈り物に、ぜひ。
réfléchir KYOKO FUJITA
住所/東京都港区南麻布5-2-37 ルランビル1階
電話番号/03-3442-8787
営業時間/サイトにて要確認
定休日/不定休
URL/http://www.kyokofujita.com/
※注文は受取日の4日前まで
毎月フレッシュな逢瀬のきっかけに
シックな大人空間で味わうフルーツとお酒のマリアージュ

いつも多忙でなかなか会えないあの人からの贈り物には、時間を作ってでも行きたくなる体験をプレゼントしては。
グランド ハイアット 東京の4階にあるバー & ジャズラウンジ『マデュロ』は、炎ゆらめくガスランプのやわらかな照明のもと、ジャズ演奏に浴しながら酔える大人の空間。広々としていて天井が高く、都会の喧騒を忘れさせてくれるリラックス空間でもあります。

そんなマデュロに、「今月中に絶対に行かなくては!」と思わせてくれるのが季節の果物を用いた特製カクテル。使用しているのはすべて国産のフルーツで、まさに旬の味わいです。
入荷したフルーツを店内で搾ったストレート果汁なので、とにかくフレッシュ。3月はみずみずしくさわやかな香りと濃厚な甘みが特長の瀬戸内産「せとか」が登場します。
「せとか モヒート」(2750円/税込・サ別)はマデュロのシグネチャーであるモヒートにせとか果汁を加えたさわやかなお味。ちょっと強めの「せとか マティーニ」(2750円/税込・サ別)も、辛口ゆえにせとかの優しい甘さがいいアクセントになっています。「せとか シャンパンソルベ」(2970円/税込・サ別)はせとかジュースをソルベにし、そこにシャンパーニュを注いであり、せとかそのものの味が最も際立つカクテル。どれもみかん好きを魅了すること間違いなしです。

毎月異なる、日本が誇る旬の果物のカクテルが登場するので、「来月はどんなお酒かな? 」とすかさず次の約束もゲットしましょう。このカクテルを目当てに、毎月ふたりの“定例会”をマデュロで、となれば最高ではないでしょうか。
バー & ジャズラウンジ マデュロ
住所/東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 4階
電話番号/03-4333-8783
営業時間/19:00~24:30(金・土 ~25:30)
※フードラストオーダーは23:00
定休日/なし
URL/https://www.tokyo.grand.hyatt.co.jp/restaurants/maduro-bar/
※ミュージックカバーチャージ2200円
“サ活”なあの子の心をくぎ付けに!
ふたりで整う究極体験をプレゼント

お互いサウナが大好き! そんなカップルならホワイトデーはやっぱりサウナ。本格的でしっかり整うと評判のジャヌ東京のスパハウスで、究極のサウナ体験がおすすめです。
昨年3月にオープンし、世界中から注目を浴びた『ジャヌ東京』。ご存じ『アマン』の姉妹ブランドホテルとして誕生し、その第1弾としてお目見えしたわけで、そりゃ世界も注目するよね、というラグジュアリーライフスタイルホテルです。
そんなジャヌ東京の自慢のひとつはジャヌ ウェルネス。都心部にあるとは思えないほど広々としたプールに、数々のプログラムを備えたジム、そしてロシア式「バーニャ」とトルコ式「ハマム」のサウナを備えた2つのプライベートスパハウスがあって、これがまたすごいのです。

宿泊者限定の「バーニャ」と「ハマム」は、それぞれ個室になっており完全予約制で利用料は、「バーニャ」12万円(税込・サ別)、「ハマム」10万円(税込・サ別)。2名まで一緒に利用することができ、チェンジングルーム、デイベッド付きのリラックススペース、バスルームなどすべてが室内に備わっています。2時間の利用時間中、サウナの時間は約60分。それぞれセラピストによるトリートメントがあり、たとえば「バーニャ」ならシラカバの枝葉を束ねた「ヴィヒタ」で身体に刺激を与え血流を助け、タイミングを見計らって冷たい水に漬かって……を繰り返す、本場の体験。セラピストの指導のもとに行うと、驚くほど身体が軽くなるような解脱感があるそう。

一方の「ハマム」は、ひとりずつにセラピストが付き、ユーカリの香りのモロッコ産ブラックソープを全身になじませ、“あかすり”のような素材のケッサグローブでこすってくれます。仕上げに麹入りのマスクでキメを調える、こちらもまた別のアプローチによるすっきり感。こちらの個室にはバルコニーがあり、水に入るのが苦手な人は外気に当たって身体をクールダウンすることができます。
どちらもサウナ後はフレッシュフルーツとハーブティーなどのドリンクでリフレッシュ。サウナで整ったあとはふたりきりのリラックスタイムです。「サウナって最高」を再確認しつつ、ふたりの仲を深めましょう。
ちなみに、3月15日から5月11日までは麻布台ヒルズギャラリーで開催される現代美術家、松山智一氏の個展とのコラボ「FOOD x ART at Janu Tokyo」が開催されます。宿泊者には展覧会の招待券贈呈のほか、レストランでウェルカムドリンク無料の特典が受けられるので、まさにプレゼントにいいタイミングです。
ジャヌ東京
住所/東京都港区麻布台1-2-2
電話番号/03-6731-2333
サウナ予約可能時間/10:00~22:00
定休日/なし
URL/https://www.janu.com/janu-tokyo/ja/
宿泊料金:1泊(2名1室)16万4850円~(諸税・サ込、朝食付き)
Text:Shie Iwasa