お酒
ノンアルコールスパークリングワインの殿堂
「フレンチ・ブルーム」から「エクストラ・ブリュット」が新発売
2025.05.14

年々ノンアルコールビバレッジの需要が増すなかで、この4月に画期的なノンアルコールスパークリングワインが発売された。2019年にフランスで設立されたばかりの若いメゾン「フレンチ・ブルーム」の技術の結晶である。有機栽培のシャルドネから造られたブランドブランで、亜硫酸塩、保存料、添加糖、人工着色料を一切含まないと言う奇跡の一本だ。白い花を思わせる香りと明るい酸味、生き生きとしたミネラルを感じさせる。その複雑で芳醇な味わいは、アルコールフリーであることを忘れてしまうほどだ。

フランスで創設された「フレンチ・ブルーム」は、シャンパーニュとコニャックに数十年従事してきたロドルフ・フレールジャン=テタンジェがCEOを務める。わずか3年足らずで50カ国以上に展開、2022年と2023年には、アルコールフリーカテゴリーにおけるベスト・スパークリングワインの称号を獲得。2024年には高級ワイン&スピリッツの世界的リーディングカンパニーである「モエ・ヘネシー」社とのパートナーシップを発表するなど、その実力は、世界レベルと言っても間違いない。その急成長を続けるメゾンが満を持してローンチした「エクストラ・ブリュット」。いやがうえにも期待が高まるではないか。

テクニカルな話をすると、コニャックに見られるようなアプローチでベースワインを造り、低温真空蒸留で3回蒸留することで、アルコール0.0%を達成する。だからスパークリングワイン発祥の地と言われる、ラングドック・リムー地方の海洋性のテロワールへ敬意を表する、驚くほど複雑なスパークリング・キュヴェを造り出すことができたのである。

フレンチ・ブルーム社は、上質なワインをたしなむということは、その楽しさや、複雑みのあるテイストを味わうためのものであって、アルコールは必ずしも必要としないという強い信念を持っている。確かに健康を考えた場合や宗教的な信念、妊娠、ビーガンなど、さまざまな理由でアルコールを控えなければならない人たちも、これなら積極的に“ワイン”が楽しめる、まさに夢のようなドリンクなのである。また、うれしいことに、ノンアルコールスパークリングワインは、100mlあたり1kcalと、通常のスパークリングワインの6分の1程度のカロリーに抑えられるというメリットもある。ビジネスランチなどにもこれからますます需要が広がりそうだ。
問/フレンチ・ブルーム https://jp.frenchbloom.com/
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