週末の過ごし方

東京の中心で美をめでる天空のギャラリー。

2025.06.24

東京の中心で美をめでる天空のギャラリー。
客室には窓の幅に合わせてデイベッドがしつらえられた。くつろぎながら眼下の景色を楽しめる設計が秀逸。

ホテルという非日常の空間に“眼福”は欠かせない。豊かな空間設計、選び抜かれた調度品、普段は見ることのない絶景──リゾートであれ、都会であれ、訪れる人は視覚の贅を堪能する。

商業建築からプロダクトまで数多くの傑作を生み出す気鋭のデザイン会社、ロックウェル・グループ・ヨーロッパが日本で初めて手がけたのがこのホテル。名称に冠した「ギャラリー」のとおり、そこかしこにアートピースを配している。日本の作家たちによるモダンなコレクションは、存在感がありつつも空間に溶け込む。レストランで供される料理も、キャンバスに描かれたような美しい趣。プロジェクションマッピングを使ったコースメニューは、食とデジタルアートの融合で興奮を呼ぶ。

さらに見逃せないのが窓に広がる東京の眺望だろう。レストランやバーのみならず、各客室も大きく窓があしらわれており、皇居や東京タワー、神宮外苑や東京スカイツリーといったランドマークが眼前に広がる。常に開発が繰り返されながら、古い街並みも根強く残る首都の風景は、それ自体が動くモザイク画のようだ。

紀尾井町は高台にあり、江戸時代には大名屋敷が並ぶ武家社会の中枢だった。数百年にわたって変わらぬ「都心」に屹立する天空のギャラリーは、確かに美をめでる未体験のリュクスにあふれている。

  • Article3_PrinceHotel 1050_1
    30階にあるプールとジム、温浴施設。大きな開口部が20mというコースの長さ以上のスケール感を演出している。
  • Article3_PrinceHotel 1050_2
    リビングとベッドルームが大きなワンフロアになったデザイナーズスイート。ベッドを一段高いレベルに置くことで、寝たままでも視野を遮られない。
  • Article3_PrinceHotel 1050_3
    35階にあるレストラン「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」では、プロジェクションマッピングを使った没入型エクスペリエンスでのコースメニュー「ジャポニスム」(写真)と「ステラ」が楽しめる。¥42,000(1名分、サービス・個室料別途、要予約)
  • Article3_PrinceHotel 1050_4
    35階の2フロア吹き抜けのバーでは、絶景のパノラマがお出迎え。

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクションホテル
東京都千代田区紀尾井町1-2
03-3234-1111
https://www.princehotels.co.jp/kioicho/

「アエラスタイルマガジンVOL.58 SPRING / SUMMER 2025」より転載

Text:Mitsuhide Sako(KATANA)

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