カジュアルウェア
ホームタウンの名店をレップする、
タコマフジレコード×もがめ食堂のTシャツ。
2025.07.28
軽装ゆえに着こなしの手数が減るサマースタイルにおいて、主役となるアイテムの代表格がTシャツだ。色柄はもちろん、シルエットや素材使いで魅了するものもあれば、「それ、どこの?」なんて会話をきっかけに、コミュニケーションツールとして機能するものまで、選択肢は数限りない。そこでこの夏おすすめの一枚を、ラグジュアリー/ハイブランドをはじめ、自己表現を後押しするアートT、さらにこだわりのお店のスーベニアTシャツまで厳選して紹介しよう。
都内に3店舗を構える人気の定食屋、もがめ食堂のオフィシャルTシャツを手がけたのは、2008年にスタートしたプロダクトレーベル、タコマフジレコード。近年、ブランドとのコラボレーションによる飲食店のマーチTは、珍しくないが、漢字で店名をプリントしただけのいわゆる“名義貸し”のような、おざなりなものも正直少なくない。それが好きなお店のものであればあるほど、何だかモヤモヤした気持ちを抱くこともある。そういった意味では、こちらのTシャツはもがめ食堂を訪れたことがある人なら、誰しもが納得できる最高の一枚だ。
フロントの胸元には“BEST DINNER IN TOWN(街一番の食事)”というのれん風のタイポグラフィをあしらい、背面にはアートディレクター&イラストレーター・勝山八千代のモノクロイラストを大判で配置した。シンプルで力強い筆致による、素朴さと洒脱さが共存したイラストは、もがめ食堂に充満する心が充足するような心地よさと通づるものがある。もともと「もがめ食堂のユニフォーム的なTシャツを作ってほしい」と、同店の常連であったタコマフジレコードのディレクターに声がかかったという協業のきっかけも含めて、マーチャンダイズの理想系と言えよう(詳しくは、タコマフジレコードのインスタグラムをご参照のこと)。さかな系かはたまた肉系か、もがめ食堂を訪れるたびに迷う自分にとっては、ホワイトかブラックかを選ぶのも悩ましい。
問/もがめ食堂 各店舗
(吉祥寺店)東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-4
(荻窪店)東京都杉並区荻窪5-17-6 トーワビル
(西荻窪店)東京都杉並区西荻南3-7-7
※Tシャツに関する問い合わせは、直接各店舗を訪れてご確認ください。また、店舗への電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
掲載した商品は税込み価格です。
Text: Tetsuya Sato