Presented by
スーツスクエア
新しい仕事着
ビギナーから通まで唸る
「ユニバーサルランゲージ メジャーズ」のオーダースーツ
2025.10.17
「オーダースーツをつくる悦びを、すべてのひとへ。」というキャッチコピーを掲げる、スーツスクエアのオーダーメイドブランド、ユニバーサルランゲージ メジャーズ。オーダー価格42,900円〜、納期3週間〜という敷居の低さがありながら、スーツ通も思わず唸るこだわりの一着を誂えることも可能だ。誕生10周年を間近に控え、今季は注目の新モデルもデビュー。さらなる進化を成し遂げた。
曲線美で魅了する「フィレンツェモデル」が新登場
4つのブランドが同居するスーツスクエアのなかでも、とりわけクラシックな趣が漂うユニバーサルランゲージ メジャーズ。メンズだけでなくウィメンズも展開し、本格的なオーダーメイドを提供している。既製スーツと同じ生地で仕立てることもできるため、“生地は気に入ったけれどサイズ感が合わない……”という悩みも解決。オーダースーツ99,000円、その他参考商品
ユニバーサルランゲージ メジャーズは、2026年2月に誕生10周年を迎える。大きな節目を間近に控えた今季、入魂の新作としてお目見えするのが、フィレンツェモデルだ。ダヴィンチやボッティチェリを生んだ芸術の街にして、今なお古都の風情を色濃く残すフィレンツェ。そこには数々の名門サルトリア(ビスポークテーラー)が軒を連ね、スーツ好きにとっても特別な土地となっている。
そんなカルチャーにインスピレーションを得て生まれたのがフィレンツェモデル。大きな特徴は“丸みの美しさ”を全面に打ち出した作風だ。流れるようにラウンドした裾のカッティングに加え、前身頃の両脇に配されるダーツをあえて省くことで、身体を包み込むような丸みを表現している。ワイドな襟、肩先から首筋にかけて吸い付くようにフィットするショルダーラインもフィレンツェ流だ。既製スーツはもちろん、オーダーメイドでもなかなかお目にかかれない凝った一着である。
シングルとダブルの2デザインで展開するフィレンツェモデル。いずれも前身頃のダーツをとらない仕立てにより、ウエストまわりにナチュラルなゆとりが生まれている。それでいてダボつかないのは、入念な型紙設計やアイロンワークといった高度な仕立て技術ゆえだ。上襟とラペルの繋ぎ目であるゴージラインは一般的なスーツよりもかなり低く、また角度も下に向いている。これもフィレンツェのクラシックスタイルを範としたものだ。ラペルのフラワーホールを手縫いで仕上げる“ミラネーゼ”やパンツのウエストを留める帯を長くとる“ロング持ち出し”など、オプションでカスタマイズすることもできる。写真のスーツはすべて、英国の名門マーリング&エヴァンス社のウールファブリックを採用。ヘビーウェイト&ドライタッチなビンテージテイストで、クラシックな仕立てのムードをいっそう引き出している。上(モデル着用)/オーダースーツ99,000円、その他参考商品 下左/オーダースーツ99,000円、その他参考商品 下中/オーダースーツ99,000円、その他参考商品 下右/オーダースーツ113,850円、その他参考商品
多彩な生地と自由なサイズ調整で理想の一着を
こだわりを尽くしたハウススタイルをベースにして、自由なアレンジを楽しめるのもオーダーメイドならでは。ユニバーサルランゲージ メジャーズでは約1500種類もの生地を取り揃え、ボタンや裏地なども自由にカスタマイズできる。もちろん、着丈やウエスト、袖丈やパンツの太さなど、細部のフィット感も調整可能。自身にぴったりの一着が手に入る。
イタリアで約360年の歴史を誇るファブリックメーカー「ヴィターレ・バルべリス・カノニコ」に別注したオーダーメイド専用生地も展開。左は英国騎兵隊の制服をルーツにもつカバートクロス。糸の段階ではなく、生地に織り上げてから染色を施すことで生地の凹凸感を引き立てているのが特徴だ。右は極めて繊細なスーパー150'sウールにカシミヤをブレンドしたラグジュアリーファブリック「リベンジ」に色別注を行ったもの。格別のしなやかさと高級感満点の光沢が魅力だ。左/オーダースーツ133,650円、その他参考商品 右/オーダースーツ143,000円、その他参考商品
スーツスクエア各店に展開するユニバーサルランゲージ メジャーズ。熟練のスタッフによる採寸に加え、2着目からはオンラインでオーダーできるシステムやWEBサイト上で仕上がりをシミュレーションできるオーダー体験など、デジタル技術も融合させたサービスを提供している。
かつてないほどにオーダーメイド熱が高まりを見せる昨今。クラフツマンシップの魅力が改めて評価され、また流行よりも“自分らしさ”を大切にする価値観が浸透していることがその背景となっている。そんな現在においてユニバーサルランゲージ メジャーズは、クラシックでありながら時代の流れにも寄り添う存在と言えるだろう。
Direction/Teruhiro Yamamoto(YAMAMOTO COMPANY)
Edit/Kenji Washio
Text/Hiromitsu Kosone
Photograph/Osami Watanabe
Styling/Kohei Kubo
Hair/Kazuya Matsumoto(W)