バッグ
池井戸 潤氏、感嘆の出来栄え。
フジタカあつらえのトートバッグが到着!
2026.01.27
作家・池井戸 潤氏は、TPOに合わせたさまざまなバッグを所有している。なかでもお気に入りなのが日本のブランド、フジタカ。2025年8月、同社のミニトートバッグをベースに初のオーダーを依頼した。もともとコンパクトなサイズ感と使いやすさに定評があり、池井戸氏も愛用しているモデル。秀でた特長はそのままに、より使いやすい仕様にカスタマイズすべく、東京にあるショップのサロンとファクトリーをつなぎ、職人とデザイナーにさまざまな希望が伝えられた。難しく思われる注文にも画面越しに都度新たな提案がされるセッションのような打ち合わせは、理想の一品の完成を予感させるものだった。
オーダーから約4カ月、池井戸氏の元に完成品が到着。
「高級感がありますね」と手に取った池井戸氏は満足の表情を浮かべる。
通常コレクションの素材はプライベートジェットの内装にも使われるイタリアの高級レザーだが、オーダーモデルではより肉厚で弾力があるドイツ製に変更された。色はトープで、明るい色合いがさらに質感を際立たせる。中央の仕切りを兼ねたファスナーポケットはなくなり、さまざまな資料をまとめて入れられるように収納力をアップ。ペンや財布、鍵などに合わせたポケットが整然とレイアウトされている。また、メインコンパートメント開口部は、通常モデルが内側につけられたマグホック(スライド式のマグネット)で開閉するのに対し、オーダー品はマグネットつきのストラップで留める仕様に。
「すごくいい。ワンランク上の感じになったと思います」
ファクトリーの職人はかけた熱意をこう語る。
「池井戸さんの喜ぶ顔が見たかったからです」
商品企画からものづくりをすべて自社で行うのがフジタカの強み。シームレスな自社生産ならでは、センスと技術の粋が詰まったハイブリッドモデルと言っていい。
もともと池井戸氏はレザーのバッグが好きなうえ、メンテナンスにも常に気を使っている。オフィスにはお気に入りのアイテムが整然と置かれており、「汚れや傷がないか、毎朝、日の光でバッグをチェックするんです」と語るように目配りを欠かさない。購入した際に付属しているアンコ(詰め物)を捨てず、型崩れしないように使わないときは入れているとか。愛用者にして目利きであるからこそ、フジタカでの初のオーダーは十分満足いくものだったようだ。
「作品の取材にはこれを持っていきたいですね。それからいいお店で食事をするときにも」と楽しそうに活躍の場を思い描く。
国内最高峰との呼び声も高いブランドとベストセラー作家のオーダーメイドは、双方が自信と満足を感じられる唯一無二のコラボレーションとなった。
「これまでにないものを」と思うバッグ好きなら、ぜひフジタカのあつらえを試してみてほしい。思い描いた青写真に確かな技術が掛け算となり、予想を超える逸品となる楽しいサプライズが味わえるはずだ。
池井戸 潤(いけいど・じゅん)
1963年、岐阜県出身。作家。作品に「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズ、『空飛ぶタイヤ』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『アキラとあきら』『民王』『ハヤブサ消防団』など。『俺たちの箱根駅伝』が今秋日本テレビでドラマ化される。
FUJITAKA TOKYO
バッグ以外に小物や雑貨も並ぶ。
東京都台東区浅草橋2-5-1
11時~19時
日曜・祝日定休
問/FUJITAKA TOKYO 03-3861-6276
Photograph: Ryohei Oizumi,
Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)