特別インタビュー
顧客の思いをかたちに。
その手厚さもマセラティの付加価値
2026.01.28
「1.11%は、魅力的な数字です。オートローンを利用してクルマを購入するのは、とても賢い選択ではないでしょうか」
こう語るのは、木村隆之氏。マセラティ ジャパンの代表取締役で、日本・韓国統括責任者だ。1965年生まれであり、70年代のいわゆるスーパーカーブームのさなかに少年時代を過ごした。その情熱を今も抱き、1998年型のマセラティ ギブリを愛車とし、クルマ好きを公言するリーダーだ。
「Maserati Continuo(マセラティ コンティニュオ)」と銘打った新たなファイナンスプラン。「コンティニュオ」は“継続”を意味するが、その案内には注目の数字が並ぶ。1.11%の低金利、そして、3年後の契約終了時に新しいマセラティに買い換えれば55%の据置金額を保証するというのだ。正規ディーラーの全店で利用できる。
「1.11%という特別な年率は、マセラティ創業111周年にちなんだものです」と、ほがらかな笑顔を見せるが、金利上昇の傾向が著しくなるなか、この実質年率は実現が容易ではなかったはずだ。
「お客さまにとって実に有利な設定と思います。3年後、マセラティに乗り換えたときの残価設定を最低55%としていますので、再びマセラティを選び、ラグジュアリーブランドの魅力を引き続き味わっていただけます。55%はミニマムであって、ディーラーの判断で60%へと、魅力をさらに引き上げることも可能になっています」
マセラティの世界観を継続して体験可能
SUVの「グレカーレ」のほか、マセラティではラグジュアリー2ドアクーペの「グラントゥーリズモ」、そのオープンモデルの「グランカブリオ」などをラインアップする。
「全モデルが対象ですから、どのモデルでも、55%の残価保証を1.11%という低金利でご利用いただけます。好評をいただいているグレカーレの価格を抑えたエントリーグレードの“エッセンツァ”でもお使いいただけます。ラージサイズSUVの次期モデルを待っていらっしゃるお客さまもおられます。登場には少しお時間をいただきそうですので、3年間の負担を抑えられるこのプランを活用して、一度、グレカーレなどを楽しんでいただける選択肢を用意したのです。3年後には大型SUVも発売していますので、それを真っ先に予約して購入いただけるようにしておけます」
1.11%が意味する価値の高さ
残価設定のオートローンを利用した経験があれば、新プランのコンティニュオの数字が魅力的であることを即座に理解できる。具体的にどれほどのメリットとなるか、グレカーレのエッセンツァ(車両価格:990万円)を例に、通常のローン(実質年率2.49%、残価設定50%)と比較してみよう。頭金(下取り含む)を200万円、オートローン元金790万円、37回のボーナス併用(ボーナス月の加算額7万円)での計算だ(諸経費は除く)。
まず残価設定の額、つまり最終回の据え置き支払い額は、通常ローンが495万円であるのに対して、コンティニュオでは544万円となる。その差は実に49万円。この違いが年利とともに月々の支払いへとダイレクトに反映され、コンティニュオでは毎月、通常ローンより2万1000円も安く済む6万3000円となるのだ(初回は6万3360円)。
憧れのマセラティが負担を抑えて手にできる
分割支払い手数料は、通常ローンが49万4915円、コンティニュオが22万8360円。半分以下となるコンティニュオに、どれほどのメリットがあるかが手に取るようにわかる。
「エッセンツァは“本質”という意味ですが、スタッフがいいネーミングをつけてくれました。イタリアンラグジュアリーのエッセンスや真髄を具現化したという点で、新たなエントリーモデルにふさわしい名称となりました」
ラグジュアリーブランドにコスパという表現は似つかわしくないが、つまりバリュー・フォー・マネーに優れるモデルが登場しているのだ。コスパのいいグレードを、支払いを抑えたローンで手にすることができるのだから、乱暴な言い方で恐縮だが、耳よりな話なのだ。しかも、イタリアの秀逸な職人技が光る、美しい仕立ての内外観。為替が変動する折、今だけのバーゲンプライスになる可能性だってある。新規ユーザーにとっても意義あるものになりそうだ。
2026年、日本におけるマセラティ
マセラティは今年、どういった展開となるのか。このポイントも木村代表に尋ねたい点だ。すでに1月に、延長保証プログラムを刷新し、最大25%の負担額の引き下げを実現している。
「2026年は、スーパースポーツカーの“GT2ストラダーレ”と“MCプーラ”の日本上陸が控えています。また、ネットゥーノを搭載したグラントゥーリズモとグランカブリオの“トロフェオ”について、エグゾーストのサウンドをより魅力的にするアップデートも第1四半期でアピールしていきます」
マセラティでは、2024年の目黒、心斎橋に続いて25年には横浜港北に、新グローバルコンセプトストアをオープンさせている。
「新しいCIのお店は、非常に好評をいただいています。マセラティのためにデザインされ、その世界観を表現した空間となっています。従来のクルマのショールームのイメージとは一線を画したしつらえで、あたかも高級ファッションブランドのブティックを思わせるつくりですし、くつろいでいただけます。今後も継続してショールームに対する取り組みを行っていきたいと考えています」
イタリアンラグジュアリーとクラフトマンシップを革新的に表現し、洗練されたサルトリア(仕立て屋)とオフィチーナ(工房)を融合させた空間。新しいマセラティのショールームコンセプトは、高級ファッションブランドのショップがそれぞれの世界観で貫かれるのと同様というのだ。
「イタリアやフランスのラグジュアリーやファッションブランドを使いこなす日本人は少なくありません。しかし、インポートカーとなると様子が異なり、イタリアやフランスの車種より、ドイツのものが選ばれる傾向もありました。イタリアのファッションを選ぶ感覚で、マセラティを選んでもらえたら。そういった思いも新しいコンセプトストアにはあるのです」
木村代表は、以前、こう語っている。
「店舗の役割は、商品を実際に見て、試乗をするだけでは不十分で、店舗そのものがブランドになることが重要」と。
たしかにメーカーはユーザーのためにモノを作り、輸入事業を担うインポーターはそれをどう届けるかが肝心になる。木村代表が率いる日本のマセラティは、ショールームの強化などに取り組みながら、ユーザーの思いにさらに応える商品提供や、ファイナンスプランの充実を進めている。商品、体験、世界観、顧客ケアが融合するマセラティ。2026年も動向から目が離せない存在になりそうだ。
プロフィール
木村隆之(きむら・たかゆき)
1965年生まれ。1987年大阪大学工学部卒業。同年トヨタ自動車に入社し、海外事業やレクサスの国内立ち上げに携わる。07年ファーストリテイリングでのユニクロの営業副本部長を経て、08年日産自動車入社。インドネシア日産、アジアパシフィック日産、タイ日産でそれぞれ代表取締役社長を務める。2014年ボルボ・カー・ジャパンの代表となり、20年までの社長在任期間中に売上を1.6倍にした。21年1月、グループPSAジャパン代表を経て、同年7月、マセラティ アジアパシフィック地域統括責任者に。現在、マセラティ ジャパン株式会社 代表取締役 兼 日本・韓国統括責任者。ノースカロライナ大学MBA取得。
問/マセラティ ジャパン 0120-965-120(9:00~18:30/年末年始を除き無休)
https://www.maserati.com/jp/ja
Photograph:Takashi Sakamoto
Text:Haruhiko Ito(Office Cars)