接待と手土産
「茅乃舎」のだしいなり。
すべて実食! 自慢の手土産 #162
2026.03.26
たっぷりのうま味を含んだ、だしの名門の限定いなり。
手間ひまかけたもののほうが、おいしくて健康にもいいとわかっていても、なかなかそうもいかないのが現実だ。そんななかで、出汁(だし)を中心に、簡単でもきちんとおいしい「ひと手間かけた味」を食卓に届けてきたのが「茅乃舎」だ。その茅乃舎が満を持して昨年11月に、銀座に新たな旗艦店「東京銀座 茅乃舎」をオープンした。今回紹介する手土産は、銀座店限定の「茅乃舎いなり」だ。
茅乃舎がいなりずし?と思うなかれ。出汁へのこだわりを凝縮させ、そのおいしさを感じてもらうために開発した自信作だ。料理長が、茅乃舎らしいバランスにこだわり、何度も試行錯誤して完成させたいなりは、甘さだけに頼らない、自然のうま味をいっぱいに蓄えている。
自慢の出汁をたっぷりと含んだ油揚げと、ほどよい酸味の酢飯の相性が抜群で、口に含むとじゅわっとおいしさが広がってくる。酢飯と油揚げとの間には、極薄の甘酢漬けのレンコンを忍ばせ、中央には甘辛で優しい味わいの鼈甲生姜(べっこうしょうが)を1本包み込んでいる。軽くまぶした柚子皮も爽やかでいいアクセントだ。小ぶりで上品なサイズ感で食べやすく、パクパクいける。
主役の油揚げは、国産大豆とにがりを使い、極めて薄く作った豆腐を菜種油で丁寧に揚げるという、明治中期から受け継がれる伝統的な製法で作られている。その油揚げを鰹、焼きあなご、昆布などから取った特性の出汁でゆっくりと丁寧に煮含めている。そうすることで絹のような柔らかい口当たりが生まれるのだそうだ。甘辛さが際立つ“よくある味”ではなく、自然のうま味が凝縮された、奥深くも上品な味わいなのだ。
銀座店の開業に際し、茅乃舎らしさを感じてもらうための目玉として力を注いだ逸品。5個、10個、15個入りの3種類があり、5個入りも特製のペーパーボックスでちょっとした手土産に便利そうだが、10個入りと15個入りは木箱に詰められて、きちんと感も増し、ビジネスシーンでも活躍しそうだ。
素材にこだわる茅乃舎だからこそ、庶民派のいなりも、高級感を感じるワンランク上の手土産に。サイズも小ぶりで品よくルックスも申し分ない。老若男女問わず、手軽に楽しめるいなりは、誰にでも喜ばれる逸品だろう。春も真っ盛り、ピクニックやちょっとしたお出かけの際の差し入れにも重宝する絶品いなりをぜひオンリストしてはいかがだろう。
東京銀座 茅乃舎
東京都中央区銀座3-4-8
営業時間/11:00~20:00
定休日/2026年3月4日・元日
価格/5個入り1620円、10個入り3240円、15個入り4860円 ※税込み
問/03-5915-4150
https://www.kayanoya.com/shop/tokyoginza-kayanoya/