日本の雄大な自然美
時の本質を見つめる職人が刻む
ニッポンには
グランドセイコーがある。
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誕生60年を越えて、
さらなる熟成の時を刻む

グランドセイコーは1960年の誕生以来、実用腕時計の最高峰を目指し、その歩みは腕時計に求められる理想を追求し、時代の先進技術とともに熟成を重ねてきた。そしてグローバルブランドとして成長したいま、次世代に向けた最新鋭ムーブメントを発表し、新たなステージへと進む。SLGH005はまさにその未来を指し示す注目作だ。THE NATURE OF TIMEのブランド哲学が息づき、唯一無二の時を刻む。

HISTORY
グランドセイコーの歩み
1960

すべては世界に挑戦する
決意から始まった

1960年に誕生した「初代グランドセイコー」は、当時スイス時計が席巻していた高級腕時計市場において、国産最高峰の腕時計をつくるという情熱のもとに生まれた。国産では初めてスイス・クロノメーター検査基準優秀級規格に準拠し、世界に向けて高精度の技術とその実力を知らしめたのだ。

1967

時を超える独自の様式美を
打ち立てる

最高峰の精度を追求する挑戦は「44GS」へと結実する。5振動の手巻き式ムーブメントを搭載し、当時の最高精度を誇った。その精緻(せいち)な技術に加え、現代にも受け継がれるグランドセイコー独自のデザイン文法“セイコースタイル”を確立させたエポックメーキングなできごとだ。機能美の先へ、日本ならではの様式美が宿る。

1998

いよいよ機械式
グランドセイコー復活へ

グランドセイコーの機械式はいかにあるべきか。再び国際基準をしのぐ精度と実用性を最新技術によって復活させるため、新たにより厳格な精度規格“グランドセイコー規格”を定めた。これに準じて開発された9S55ムーブメントを含む「9Sメカニカル」は、その復活を高らかに宣言したのだ。

2004

スプリングドライブに
込められた誇り

機械式とクオーツ式のふたつの機構を融合した、セイコー独自のハイブリッドムーブメント“スプリングドライブ”は1999年に誕生した。だが、グランドセイコーの搭載にはさらに約5年の歳月を要した。それはブランドにふさわしい性能と品質を求めたからだ。「9Rスプリングドライブ」にはそんな誇りが漂う。

腕時計に宿す
日本の自然の美しさを
ブランド史上最高峰の
メカニカルキャリバーに、
グランドセイコーの
未来のビジョンが宿る

ホワイトシルバー色の文字盤は、機械式グランドセイコーの製造地「グランドセイコースタジオ 雫石」のある雫石町と同じ岩手県内の平庭高原に群生する白樺の木肌をイメージ。

荘厳な白樺林の風景を文字盤に映し出す
次世代メカニカルキャリバーの
ニュースタンダード

そのホワイトシルバー色の文字盤は、まるで水墨画のような陰影やぼかしを思わせる。文字盤から連想される風景は、機械式グランドセイコーの製造地「グランドセイコースタジオ 雫石」と同じ岩手県内の平庭高原の白樺林だ。そして凛(りん)としたその顔の内には、昨年約22年ぶりにフルモデルチェンジした次世代メカニカルキャリバー、9SA5を搭載している。10振動を誇るハイビートは、外乱の影響を受けにくく安定した精度を維持し、さらに約80時間というロングパワーリザーブを備え、実用性をさらに増した。

だがそれはSLGH005の魅力のひとつに過ぎない。新たなキャリバーの搭載ばかりでなく、ケースやブレスレット、フェイスに至るまであらゆる部分でデザインを刷新しているのだ。針やインデックスはより太く、ファセットを強調するとともに、特に時針にはセンターラインを入れ、シャープネスと視認性を併せ持つ。ケースは、ムーブメントの薄型化によって厚みを抑えるとともに、全体を低重心化し、手首への安定感を増した。サイドのプロポーションもシェイプしたラグにより、シャープな印象に。そしてケースにあわせて、ブレスレット形状も見直すことで、更なる腕馴染みの良さを実現している。

こうした細部の積み重ねによって、力強い存在感ある現代的なデザインが完成した。決して衆目を集めるような斬新さを追うのではなく、グランドセイコーのデザイン文法たる“セイコースタイル”を継承し、見やすさや操作性を高い次元で融合して生まれた、新たなスタンダードだ。より高い完成度を求めて熟成進化を続けるデザイン哲学は、精度や信頼性を追求し、使うことによって価値を実感するキャリバーにも通じるのだろう。デザインもまた日常を共に過ごすことでその美しさを発見する。腕時計はその名のとおり、腕に着けて初めて道具としての真価を発揮するものだ。グランドセイコーを手にするということは、改めてその本質に向き合うことでもある。

新作グランドセイコーの美しさは白樺林という大いなる自然への憧憬(しょうけい)からもたらされている。それはグランドセイコーの掲げるTHE NATURE OF TIMEのブランドコンセプトに基づき、日本独自の美意識と精神性、森羅万象とともにある時の本質を極める。次世代に向けたキャリバーとデザインに加え、このTHE NATURE OF TIMEの魂を吹き込むことで、グランドセイコーは時代を超越した孤高の存在になるのである。

ヘリテージコレクション SLGH005

精緻な技術と力強く研ぎ澄まされた品格に、大自然の与えたぬくもりを注ぐ。次世代メカニカルキャリバー「9SA5」を搭載。約80時間のロングパワーリザーブを備える。自動巻き、径40mm、厚さ11.7mm、10気圧防水、¥1,045,000(税込)/グランドセイコー(3月6日発売予定)

※グランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロン、グランドセイコーマスターショップのみのお取り扱いです。

ヘリテージコレクション

グランドセイコー独自の第三のムーブメント、スプリングドライブを搭載した新モデルが登場。スプリングドライブは、メカニカル、クオーツと並び、グランドセイコーの第3の心臓と称されるムーブメント。

SBGA437​
SBGA439​

SBGA437丨シルクで線を引いたような繊細な放射模様「厚銀放射」を光沢のあるダイヤルに描いたモデル。ダイヤルの上を滑るように動く秒針は、スプリングドライブならではの魅力。最大巻上時の持続時間は約72時間(3日間)。スプリングドライブ、径40mm、厚さ12.3mm、10気圧防水、¥539,000(税込)/グランドセイコー

SBGA439丨ダイヤルカラーには、ミッドナイトブルーを採用。グランドセイコーの王道のケースデザインを採用した、スプリングドライブ搭載モデル。ダイヤル左下のパワーリザーブ表示で、残りの持続時間を確認できる。スプリングドライブ、径40mm、厚さ12.3mm、10気圧防水、¥539,000(税込)/グランドセイコー

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腕時計の本質を究めるべく
進化を続けるグランドセイコー。
その独自の世界観をオンラインでも
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Design:adlay
Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Text:Mitsuru Shibata
Edit:Ai Yoshida
Direction:Teruhiro Yamamoto (YAMAMOTO COMPANY)

ニッポンの歴史とグランドセイコー