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原晋 ──
別格につき、別格を知る

「大学駅伝の名将」と呼ばれる原晋監督。選手としての輝かしい実績はなく、電力会社の営業マンという大学スポーツの指導とは無縁のキャリアながら、青山学院大学陸上競技部監督に就任。長く低迷していた同部の成績を飛躍的にアップさせ、お正月の駅伝で総合優勝7回という快挙を成し遂げた。輝かしい躍進を支えたのは、ただ昔ながらの厳しさだけではない。ビジネスで培った人材を見抜く目、目的を明確にして実力をアップさせるコーチング、そして選手たちのやる気を引き出す巧みなワードセンスがあった。

駅伝のみならず、スポーツ界全体の常識を打ち破り、新しい地平を目指すカリスマ。そんな原監督がサントリーのザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームをつくる醸造家の山口豊氏から、マスターズドリームの裏側にこめられた歴史やこだわりを聞き、その別格※1の魅力を五感で堪能する。

※1自社内比較において

スペシャル動画配信中

名将を魅了した
心震える別格※1の味

原晋(以下原)初めまして。青山学院大学の原です。

山口豊(以下山口)初めまして。サントリー ビール商品開発研究部開発主幹の山口と申します。

  わが家では毎日の晩酌がサントリーのザ・プレミアム・モルツから始まります。今日はその上位にあたるビールを飲めると聞いて、楽しみにしていました。

山口 はい、こちらのマスターズドリームですね。われわれ醸造家が「心が震えるほど美味しいビールを」という想いでつくっているビールです。

  泡の入り方も素晴らしい。うーん、うまい! 日本にもこんなビールあったのかと思いますね。心がぶるぶるっと震えました(笑)。普通のビールだとすっと線で入って来る感じですが、これは喉を通った後に面となって体に広がるような飲みごたえがあります。確かに別格※1ですね。

山口 マスターズドリームにはさまざまなこだわりが詰まっています。そのひとつが素材である麦芽で、チェコとその周辺国でしか収穫されない希少なダイヤモンド麦芽※2を使用しています。

  チェコには行ったことがあります。特にビールが文化として生活に根付いている国ですよね。

山口 チェコでは、ビールだけで何時間も会話を楽しんでいて、ビールが生活文化を豊かにしているんです。濃密でありながら、いつまでも心地よく飲み続けられる味わい、そんな美味しさのビールをつくりたいと思ったことがきっかけです。

  プラハの街並みが目に浮かんできました。確かにあそこで飲んだビールのように歴史を感じます。

山口 麦芽は自然の恵みです。そのため、醸造家が、ダイヤモンド麦芽の産地を訪れ品質を見極め、さらにそこからいかに旨みを引き出すかを、何度も試行錯誤を繰り返しながら検討してきました。

  わかります。人も作物も生き物なんです。駅伝でもふたりの選手のうち、どちらを選ぶか、どうやって実力を引き出すか。最後にものをいうのは目利きだと思います。

山口 ビールというのは約5000年前から基本的なつくり方は変わっていません。一方で技術は時代に合わせて進化しています。サントリーでも先輩の醸造家たちが多くの失敗をしながら、もっともっと美味しいビールをつくろうと努力を重ねてきました。

  製法にもこだわりがあるんですか。

山口 ダイヤモンド麦芽には、うまみであるたんぱく質がつまっているから構造が硬いんですね。そのうまみをしっかりと引き出すために、麦汁を煮だすデコクションを3回繰り返すトリプルデコクション製法を採用しています。非常に手間と時間がかかるんです。

  ほう、それでこんな味や香りになるんですね。

山口 製法だけでなく、マスターズドリームのために、わざわざゼロから銅製の釜までつくってしまったんです。

  え、釜まで?

山口 はい、通常のビールはステンレスの釜を使います。一方で、銅のほうが熱伝導率が高く、厚みある味わい、芳ばしさを引き出すのに適しています。そこで我々は新しく「銅製循環型ケトル※3」 という設備をゼロから開発、導入しました。

※2ダイヤモンド麦芽:チェコとその周辺国で収穫される希少な麦芽。上質で深いコク、香りが特徴。
※3銅製循環型ケトル:麦芽の旨味をより一層引き出すため、サントリーが独自開発した専用設備。

受け継ぐ、引き継ぐ。
変わらないチャレンジ精神が(たすき)

  そうしたつくり手の想いがこもっているからこそ、味に深みがあるんでしょうね。簡単に出来ることにはそれがない。確かにマニュアルに沿っていれば、駅伝もある程度力のあるチームはつくれます。でもより上位に行こうとするなら、最後は人間の力、五感で得る力が大切なんです。マスターズドリームも生産性や効率、マニュアル重視の昨今の風潮とは真逆だと思います。そこには企業としての理念があるからではないでしょうか。

山口 確かに創業者の鳥井信治郎が唱えた「やってみなはれ」の言葉が脈々と息づいていることがあると思います。失敗しても、次に活かせばいい。

  なるほど。私はチームも企業も、理念の共有なくして組織はあり得ないと思っています。サントリーの「やってみなはれ」という言葉はまさにそれで、青山学院大学の陸上競技部と共通する空気を感じます。1月3日の胴上げを見て、「みなさんすごいな」と思ってもらえるかも知れませんが、それはほんの1%。残りの99%は苦労の連続です。それでもあの喜びを味わいたいがためにチャレンジをしていく。トライアンドエラーは失敗じゃない、新しいことを見つけるためのプロセスなんだよと学生たちにはいつも伝えています。だから彼らが何かをしようとしてうまくいかなかったとしても、私は叱ることはありません。本当の失敗とは、失敗を恐れて何もしないことですから。

山口 わかります。

  そのために、醸造家の方が素材を吟味するように、指導者も選手の適性を見極め、能力を引き出していく。もちろん、目指すのはNo.1。日本で一番高い山は富士山、それで二番目は答えられますか。一番大きな湖は琵琶湖、でも次はどこかわかりますか。駅伝も同様です。優勝校の名は残りますが、2位以下は憶えられることは少ない。

山口 マスターズドリームも世界最高峰のビールを目指しています。理想は人の営みに入っていくビール。多くの人のこめられた熱量や想いを伝えていくことで、飲む人を笑顔にしていきたいです。

  私たちもただ勝った負けたではなくて、走る姿から感動を与えたいと思ってハードな練習を続けています。そんなメッセージがあるからこそ、見ていただいた方に愛される、そして選手たちもさらにがんばっていこうと思える好循環になっています。

山口 先人たちの想いと技術を受け継ぎながら開発を行ったマスターズドリームと相通じる気がします。

  確かにそうですね。マスターズドリームには「失敗をしても本当に美味しいビールをつくろう」という醸造家の方の想いが濃縮されている。それが色や香り、そして味わいに表れていると思います。

山口 ありがとうございます。昨日より今日、今日より明日の方が美味しくなるように、日々挑戦を続ける私たちにとって、今のお言葉は大きな励みになります。

  だって本当にうまいですから。いい時ばかりじゃない。選手の育成に悩んだり、苦しんだりした時、夢に向かってどうすればいいのか、もっと成長するためには何をすればいいのか、スタッフと共に語り合う場にマスターズドリームを置きたいですね。

サントリーは、2023年にビールづくり60周年を迎えた。それは「本物をつくる」という想いを襷にし、ビールづくりの高みを目指してきた歴史だ。マスターズドリームはサントリーのDNAにあるチャレンジ精神が到達した頂のひとつ。原監督はたゆまなく理想を追い求めてきた醸造家たちに、敬意とシンパシーを隠さない。
「ビールは喉の渇きを癒してくれます。でもマスターズドリームはそれだけではない。透明感の中にも深みがある。つくり手の想いを感じさせてくれる、まさに別格※1のビールです。飲むなら人生について語り合えるテーブルがふさわしい。やはり常に挑み続ける人、人生に前向きな人にこそ味わっていただきたいですね」
 決して強豪校ではなかった青山学院大学を率い、輝かしい成績を刻み続ける名将。そのゴールはただ白いテープだけではない。次は自らの経験で培ったノウハウを生かし、昔ながらの指導方法が残る日本のスポーツ教育を変えていこうとしている。良きものは継承し、自らの創意工夫を加えて未来へつないでいく。原監督にとって夢は見るものでなく、叶えるもの。これからはザ・プレミアム・モルツのマスターズドリームが、その良き伴走者となるに違いない。

原 晋(はら・すすむ)

青山学院大学陸上競技部監督。1967年、広島県三原市生まれ。世羅高校で全国高校駅伝準優勝。中京大では日本インカレ5000mで3位入賞。89年に中国電力陸上競技部1期生で入部するが5年で選手生活を終え、営業職に。新商品を全社で最も売り上げ、「伝説の営業マン」と呼ばれるほど成績を残す。2004年に現職に就任し、09年に33年ぶりの箱根駅伝出場、15年に同校を箱根駅伝初優勝に導いた。16年の箱根駅伝では連覇と39年ぶりに1区から10区まで一度も首位を譲らない完全優勝を達成。18年、箱根駅伝4連覇。その後も快進撃を続け、2024年には7度目の箱根駅伝総合優勝、さらに10時間41分25秒と大会記録も更新した。テレビのコメンテーター、講演会を通じ、新しい指導者像・リーダー像を積極的に発信している。