俳優ディーン・フジオカ×セイコー アストロンNexter GPSソーラー
高みへと向かう男の時を刻む
洗練されたデザインに最新のGPSソーラーシステムを備えたセイコーアストロン Nexter GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ。
グローバルで正しい時刻を瞬時にとらえるハイスペックな機能は、軽々としたフットワークでさまざまな境界を越えていく男たちにこそふさわしい。
マルチリンガルで多才な俳優ディーン・フジオカと時代を先取りする最先端の腕時計。ともに進化し続ける魅力に迫った。
大変だから楽しい——その直感がグローバルの道へ導いた。
ボーダレス——ディーン・フジオカには何よりこの言葉が似合う。
日本の高校を卒業後、アメリカ・シアトルの大学で学んだことが原点だった。
「教室にはいろんな国の人がいました。まさに世界の縮図のようで、それを最初に経験できたことはすごく良かったと思いますね」
とディーンは当時の思い出を語る。
「人種も言語(母国語)もいろいろで、みんながそれぞれの主張をする。この先に世界があるんだと。そうしたなかで、安全や健康は結局自分の責任で守っていくしかないのだと気づきました」
治安のいい日本では得られない自覚は、同時に「世界のどんなところへ行ってもサバイブできる」という自信の萌芽になった。願っていたアメリカでの就職が難しくなったこともあり、アジアへの放浪の旅に向かう。中国に返還されて10年ほどの香港で、ふとした縁からモデルエージェンシーのスカウトを受ける。めぐまれた体躯を生かして雑誌や広告のモデルを務めることになり、やがて俳優に転身して高い評価を集める。日本では中華圏での人気が逆輸入される形となった。
「最初からグローバルな生き方を計画していたわけではありません。直感でした。どちらかひとつの道を選ばなければいけないとき、より大変なほうが楽しい、自分が想像した範囲の外のほうが成長できる。そう思って続けてきた結果、今があるという感じですね」
日本、中華圏、アメリカでの活動に加え、ジャカルタにも仕事とプライベートの拠点を持つ。英語、広東語、北京語、さらにインドネシア語も話すマルチリンガル。天性の語学センスがあったことは確かだが、それ以上に前を進むための必要な努力を苦と思わないポジティブな姿勢が、コスモポリタンとしてのディーン・フジオカの原動力となったに違いない。
何に時間を使うのか、そこで何をするのかという判断が未来に関わってくる
エリートビジネスマン、政治家という見た目通りの知性的な役にとどまらず、狂気を秘めた犯罪者、復讐心を内に秘める富豪、謎めいた漂流者とディーン・フジオカはさまざまな役を演じ分ける。
俳優だけではない。監督やプロデューサーとして制作側にも回るほか、ミュージシャンとしても抜きん出た才を発揮している。職業としてのボーダーもやすやすと越えていることには敬服するほかない。
「同じ1分であっても、何に時間を使うのか。いまこの瞬間、水を飲むか、コーヒーを飲むか。そんな些細なこともそう。誰かと打ち合わせをするのか、ライブ会場にいてみんなで同じ興奮を共有するか。そこで何をするかという判断が未来に関わってくると思います」
多忙な仕事の合間を縫って、トレーニングやクリエイティブを欠かさない。格闘技、チェス、乗馬と趣味も多彩。興味のあることにはとことんエネルギッシュなディーンにとって、時間は投資であり、タイムアロケーション(時間的な配分)の感覚もストイックだ。
時間を正確に知らせる——過酷な環境で感じた腕時計の存在感
今回、ディーンが身に着けたのはセイコー アストロン Nexter GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ。GPSソーラーシステムにより、38のタイムゾーンでローカルの正しい現地時間を基本時計で表示する。
東京国際映画祭のガラセレクションで上映された主演作品「オラン・イカン」で、ディーンはプロデューサーも務めた。その際、あらためて時計の大切さを痛感したという。
「インドネシアの離島で撮影をしたのですが、ジャングルではスマートフォンの電波が届かないんですよね。そんなとき、時間がはっきりわかる時計の存在は頼もしいです」
第二次世界大戦中、絶海の孤島に辿り着いた日本兵とイギリス兵を怪物が襲うストーリー。英語とインドネシア語を話すディーンは、カメラの後ろで多国籍のスタッフたちの調整役も担った。
「仕事のやり方だけでなく、時間の感覚もそれぞればらばらでした。どうやっても規律を生み出せないなかで、腕時計という共有できるものがあるのは心強かったですね」
セイコー アストロン Nexter GPSソーラーはGPSが受信できる環境ならば世界のどこにいても正確な時刻を刻む機能を備え、太陽光などの光を電気エネルギーに換えて正しい時間を刻み続ける。たとえ本当のジャングルにひとりぼっちになったとしても、頼もしい味方になるに違いない。その優れた機能性にディーンは「すごいですね」と感嘆の声を上げた。
腕時計と人生を共有しながら、これからも未来へ進んでいく
映画やテレビドラマでキャラクターに息を吹き込むのは、ただ俳優の演技だけではない。身に着ける服や小道具も役にリアリティを与える大切なファクターだ。なかでも腕時計の役割は大きい。観客には袖口から見えるだけでも、演じる側には役づくりのヒントになる。
「作品によっては、撮影期間は1年くらいかかります。役は誰かからいただいて、キャラクターの人生を生きるようなものです」
時計はただ演出のピースにはとどまらない。キャラクターを演じた、いやキャラクターとして生きた時間の象徴となる。
「これまでの作品で、クランクアップ後に実際に身に着けた腕時計を何本も買ったことがあります。役に対して真剣に向き合った思い出を、自分の実人生においても大切にしていきたいからです」
エンターテインメントとは人に感動を届ける仕事。そう静かに、力強く語るディーンにとって、演じた人物の腕時計は自らの矜持を保ち続ける相棒のようなものかも知れない。では、セイコー アストロン Nexter GPSソーラーはどんな役にふさわしいだろうか。
「見た目は重そうなのに、チタン製で身に着けるとすごく軽い。いい意味で裏切られましたね。でも、しっかり重厚感のあるデザインだからカチっとしたスーツスタイルにぴったりだし、スポーティでありながらエレガンスを感じさせる要素もあるので、カジュアルなコーディネートにもマッチしそうです。1/20秒のストップウオッチ機能を備えた最新のデュアルタイム・クロノグラフモデルを身に着ける役柄を想像してみると、サーキットレースで指示を出す監督役のような厳格な計測が必要とされるキャラクターを思い浮かべますね。」
タフでスポーティ、正確さと品格を兼ね備えた腕時計の本質をとらえた卓見だ。常に自分を磨いて高みを目指しながらも刻苦の跡を感じさせない。そんなディーン自身のスタイルとも共通するものがある。国境もジャンルも軽々と超えるボーダレスな偉才にとって、常に正しい時間を示し、進化し続けるセイコー アストロン Nexterはこれからひとつの羅針盤となりそうだ。
Specifications
セイコー アストロン Nexter
GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ
<ディーンフジオカさん着用モデル>
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SBXC161
セイコー アストロンの多針モデルでは過去最小のコンパクトなケースに1/20秒単位での計測が可能なクロノグラフ機能を搭載。金属の塊を削ぎ落したかのような硬質感のあるデザインに仕上げ、腕元でスタイリッシュな雰囲気を演出。ブレスレットのコマをより小さくすることで、腕元へのフィット感をアップデートさせた。カラーリングはミッドナイトブルーのほか、クリスタルホワイト、アスファルトグレーをラインアップ。ソーラーGPS衛星電波修正 10気圧防水 駆動時間/フル充電時約6ヶ月間 パワーセーブ時約2年 ケースサイズ/横:42.0mm 厚さ:12.4mm
詳しくはこちら -
SBXC151
新たに開発されたキャリバー5X83により、デュアルタイム表示機能とアストロン初となる1/20秒のストップウオッチ機能を備えたアストロン史上最高性能を誇るモデル。ソーラー充電の効率が向上したことで、コントラストが増したダイヤル、受信アンテナの小型化により実現した縦三つ目デザイン、落ち着いた光沢を放つチタンケースがさらなる高級感を演出している。グレー、シルバー、ブラックをラインアップ。ソーラーGPS衛星電波修正 駆動時間/フル充電時約6ヶ月間 パワーセーブ時約2年、ケースサイズ/横:43.3mm 厚さ:13.4mm
詳しくはこちら
ディーン・フジオカ
俳優、ミュージシャン、モデル、映画プロデューサー
1980年、福島県生まれ。2004年に香港でモデルの活動をスタート。映画「八月の物語」(05)の主演に抜擢され、俳優デビューを果たす。2006年に台北へ拠点を移しドラマ・映画・TVCFに出演。2009年には音楽制作の拠点をジャカルタに置き、2011年から日本での活動も開始。2015年以降は東京を拠点に、アジアの縦軸を中心にボーダレスに活動している。主演とプロデュースを兼ねた「オラン・イカン」が近日公開予定。
お問い合わせ先
問/セイコーウオッチ お客様相談室 0120-061-012
Photograph: Tetsuya Niikura (SIGNO)
Styling(Model): Ison Kawada(IMPANNATORE INC)
Stylist Assistant(Model):Shuya Takahashi
Styling(Still): Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Emi Hanamura(marvee)
Edit,Interview & Text: Mitsuhide Sako(KATANA)
Produce: Shingo Fujioka