旬のおすすめ

ダブルのジャケットを使った上品カジュアルの手本

2018.02.16

まだまだ寒さは和らぐことはなさそうだが、そろそろ春という季節に気分を向けて準備を進めたいところ。昨今のファッションシーンをにぎわす“ゆるさ”をまとった着こなしは、今シーズンも継続してトレンド傾向にある。そこに大人っぽさを加えた週末のカジュアルスタイルをここで紹介。

今週の主役はトップス。ダブルのジャケットを使ったカジュアルスタイルをお届けする。

400_180123asm-web-2
ダブルジャケット¥82,000(エルビーエム 1911)、パンツ¥21,000(ブリリア 1949/ともにトヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567)、ニットTシャツ¥33,000(ボリオリ/ボリオリ 東京店 03-6256-0297)、スカーフ¥25,000(マーガレット・ハウエル/アングローバル 03-5467-7864)、シューズ¥79,000(クロケット&ジョーンズ/ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686)

アイテム自身が有するムードから、なかなかカジュアルなシーンでの活用が難しいと思われがちなダブルブレストのジャケットだが、ほどよく力を抜いたスタイリングを意識すると、上手に着こなすことができる。例えば、前立てを留めずにカーディガンのような感覚で軽くはおったり、アース系の色を採用すれば、カラーリングでカジュアルなムードを演出できる。足元はローファーがベスト。品の良さを感じさせつつ、コーディネートが力みすぎなくていい。

400_02180123asm-web-2

この着こなしでの最大のポイントは、インナーの選び方だ。シャツは御法度。ジャケットの堅さをいかに崩すかがテーマなので、インナーにシャツを選んでしまうと逆効果。かといって、Tシャツではゆるくなりすぎてしまう。この場合、クルーネックのニットが最も適したインナーと言える。ジャケットの品を損ねず、ナチュラルにカジュアルな要素を加えることができる。首元は薄味で、あくまでジャケットの味が生きるような味付けが丁度いい。どこか物足りない場合は、ストールなどを手持ちでアクセントにするのがおすすめだ。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph:Sunao Ohmori (TABLE ROCK.INC)
Styling: Masahiro Tochigi (QUILT)
Text:Yuichiro Tsuji

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. ギンギラギンに、この先も。<br>─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【前編】

    ギンギラギンに、この先も。
    ─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【前編】

    週末の過ごし方

    2025.05.23

  2. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>フェンディをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    フェンディをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.12

  3. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>エンポリオ アルマーニをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    エンポリオ アルマーニをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.13

  4. ホテルニューグランドのシーフードドリア。<br>すべて実食! 自慢の手土産 #149

    ホテルニューグランドのシーフードドリア。
    すべて実食! 自慢の手土産 #149

    接待と手土産

    2025.06.12

  5. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>ヴェルサーチェをまとう。【25年夏】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    ヴェルサーチェをまとう。【25年夏】

    週末の過ごし方

    2025.06.11

紳士の雑学