小物

SHOWCASE
ネクタイ代わりに胸にひと挿しのペンが新しい

2024.11.26

いますぐ手に入れたい! 知的でエレガントな大人のためのご褒美&ギフト。

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世界的文豪へのリスペクトから生まれたモンブランの「作家シリーズ」。ジェイン・オースティンは『高慢と偏見』や『分別と多感』などの傑作を残した英国女性作家。この万年筆は、その昔女性が携帯していた化粧用バッグの引きヒモを思わせるゴールドのクリップ付き。
「ジェイン・オースティン」(左)¥193,600。偉大な芸術家の偉業にリスペクトを表した「マスターズ オブ アート」コレクション。金箔使いを得意とした画家、グスタフ・クリムトの絵画を思わせる、壮麗な装飾を持つ新作。「クリムト」(右)¥570,900/ともにモンブラン(モンブランお客様サポート 0800-333-0102)

装いのカジュアル化が世界的に進行し、スーツを着る機会が減少していると聞く。それどころかネクタイをしない社会人も増加傾向という。 つまり働く大人としての格を、スタイルにてアピールすることがひどく難しい状況なのである。

腕時計はその解決策として一定の支持を得ているが、どうもステイタス競争に巻き込まれそうな気がしないでもない。より知的に大人の粋を演出したいと考えるなら、万年筆にこだわってみるのもひとつの手。

ジャケットやシャツの胸ポケットに挿しておき、書類などのサインの際にサッとペンを走らせる。達筆であることが理想だが、そうでなくてもわざわざ書いてみせる仕草がすでに小粋である。ただしその際のペンは、文房具的なモノよりも、格式と品質を備えた万年筆が望ましい。

モンブランのそれは歴史や機能もさることながらデザインにおいても申し分ない逸品ぞろい。また、ぜいたくなリミテッドエディションの万年筆なら“胸挿し”が服装の優雅なアクセントになること確実である。

PCやスマホでの意思伝達が当たり前な今だからこそ、アナログな手書きは個性の発露として実に効果的。これからの大人スタイルのアピールは、ネクタイ代わりとなる胸にひと挿しのペン、が新しいのだ。

「アエラスタイルマガジンVOL.57 AUTUMN / WINTER 2024」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(STUDIO29)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)

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