特別インタビュー
伊勢丹新宿店 メンズ館6階
メンズコンテンポラリー スタイリスト 羽二木理子さん
この人から買いたい、この一品
2022.02.25
お客さまの買い物には、一緒に悩んだりして寄り添いたいです
まだメンズ館6階に来て1年。その前は地下1階の肌着売り場に4年ほど。肌着・靴下・ナイティとはまったくフロアの内容が異なるので戸惑うこともありましたが、今もまだまだ勉強中です。お客さまから教えていただくことも多いんです。
男性のお客さまの服の選び方は、みなさんそれぞれ違っていて、トレンドがこうだからコレ、ではないんです。はやりはビッグシルエットだけれど、自分はちょっとタイトめを着たいとか、もっと余裕あるシルエットで着たいとかこだわりがあるようです。自分の好きなシルエットや、サイズ感は譲れないものがあるんですね。だからこそ、私たちスタイリストは、お客さまが何を悩んでいるのかを読み取って、適切に対応する必要があるんだなって思っています。そういったおひとりおひとりの悩みや考えに寄り添って、一緒に選んでいくことで納得いただいて購入に至ったときは、本当にうれしく思います。
自分の服の買い方ですか? 私は感覚で買ってしまうほうなので(笑)、これ!って思ったらあまり悩まず決めちゃいますね。直感型なんです。店頭に立つ時は全身黒が多いのですが、モノトーンの服はちょっとデザインが凝っているものを選ぶことが多いですね。それと靴下にはちょっとこだわりがあって、最近好きなのはシースルーの靴下。もちろん色柄ものも大好きで、シンプルな着こなしに、ちょっと派手めの靴下を合わせたりして着ています。
憧れのスタイリングですか? 本当はマネするなんておこがましくて、絶対無理なんですけど、少しストリートなテイストが入っていて、モードもこなせる仲里依紗さんのスタイリングには憧れます。コントラストの強い服でも、あんなに似合われるだなんて、着る人に華があってこそ。とても素敵だなって思います。
ファッションは大好きですが、もうひとつ好きなのは映画です。いまはNetflixにハマっていて最近はアニメも観ています。『ワンピース』とか『呪術廻戦』とか、小学生男子が好きそうなタイトルが大好き! 映画なら『レオン』とか『ファイトクラブ』とか。何度も繰り返し観るのが好きなんです。何度も観ていると、ああ、ここに伏線があったんだ、とかわかったりして面白いんですよ。あと好きなのは『プラダを着た悪魔』。ファッション業界の方、みんな大好きですよね。私も、何回観たかわからないくらい見ています。
映画好きって言ったのでインドア派と思われるかもしれないですがスポーツも好きで、地元でバスケットボールをやっています。いまは母親が参加しているチームの練習に、ときどき参加させてもらっていたり。小中学校とバスケ部だったんです。中学で、なんとなくやりきった感があったので、高校では部活はしていなかったんですが、その頃から母のチームには参加していました。でも試合は出られないんです。ママさんバスケは「ママ」じゃないと出られないルールなので。いつか「ママ」になったら、試合に出たいですね。え、バスケって体育館でプレーするのでインドアですか? やっぱり私、インドア派なのかな(笑)?