旅と暮らし
希少部位だけを提供するこだわり店
2017.06.24
さまざまな企業で働く部長たちに聞いた「名店」を紹介します!
「焼き肉のカギは肉。タレの旨(うま)さもさることながら、大事なのは肉質です」と言う店主の山村 寛さん。
この店で出される肉はすべて希少部位。仕入れるのが困難な旨みある貴重な部位のみを店主が長年培った人脈で仕入れる。その肉の見るからに旨そうなこと! 写真左の豪快に並んだ肉を見れば、この店の実力がわかる。例えば、ステーキ肉にぴったりのサーロイン、しゃぶしゃぶ肉にふさわしいリブ、そして焼き肉にすると映えるクラシタ。それぞれほんのわずかしか取れない本物=希少部位があるのだ。
一般の焼き肉店なら、たまたま遭遇できればラッキーな部位だけを食べられるぜいたく! しかもスタンダードなコースで1人前5000円という激安! 大阪の名店はやることが大胆だ。店内はぎゅうぎゅうに座って16名がやっとの広さ。やまむらのコンセプトを知れば、それも当然。大量の肉は提供できないゆえの狭さなのだ。
肉とともに出される野菜とごはん、黒ウーロン茶はすべてサービス。1席に1本出されるチューブわざびを好きなだけつけて、肉の旨さを邪魔しないタレで食べるも、塩で食べるもよし。
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph:Reiko Masutani
Text:Sachiko Ikeno