旅と暮らし
創業以来変わらぬ、大阪人のソウルフード!
2017.06.24
さまざまな企業で働く部長たちに聞いた「名店」を紹介します!
大阪城の裏手、オフィス街の一角にあるお好み焼きの老舗名店。今年で創業68年を迎えた。2フロアーで98席あるから、待たずに入れることが多いのが魅力のひとつ。宴会スポットとしても人気だ。
鉄板で自ら調理するのではなく、厨房(ちゅうぼう)で焼かれたお好み焼きや焼きそばがアツアツの状態で鉄板(あるいは皿)で運ばれるのがぼん繁流。自ら焼くのも楽しいが、プロに焼いてもらって味わうのもまた新鮮。実際、火の通り具合やソースの絡め方がさすがだ。
部長いわく「大阪人にはそれぞれお好み焼き屋がある」というが、ぼん繁派の第一の支持理由は大人味のソース。店舗で購入可のオリジナルの“本田ソース”(680円)は大阪のソースにしては甘みを抑えつつもコクは残したもの。ソースがお好み焼き(667円~)や焼きそばに絡めば、ぼん繁の味に昇華する。
ほかに、おつまみ系一品料理やイカげそ焼きなどの鉄板焼きもあり、酒の種類も豊富。大人数や酒豪同席の会なら、料理6品に飲み放題が付いた3000円のコース(コースはほかに3500円、3900円があり)がおすすめ。「オレのお好み焼き屋」を決めるリストに加えて間違いはない名店だ。
Photograph:Reiko Masutani
Text:Sachiko Ikeno