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働く男のネイビージャケット タイドアップ編

2017.06.27

働く男のネイビージャケット タイドアップ編

アエラスタイルマガジンでは、2016年冬号で 「ビジネスマン1000 人の意識調査」を行った。そのなかの質問 「ジャケットを活用していますか」に対して、49.8%が 「まだ活用していない」と答えたことに驚かされた。ビジネスのカジュアル化が進んでいると言われるなかで、半数のビジネスマンがスーツスタイルにとどまっている。理由をたずねると、「着こなしがわからない」という声が多い。だからこその、ネイビージャケット。とにかく、着こなしが簡単なのだ。
いま、まさにクールビズ真っ盛り。ネイビージャケットが、一年で最も活躍する季節である。一着目であれば、軽量やストレッチといった機能性ジャケットを選ぶ。あるいは、天然素材にこだわって、シアサッカーやリネンといった夏らしい素材を選ぶのもいい。いずれにしても、ネイビージャケットはビジネスマンにとっての最強ウエアとなる。

GOTAIRIKU
涼やかで軽快な着心地を注目の新シリーズで体感

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日本のビジネスマンにとって、高温多湿の夏をいかに乗り切るかは切実な問題。現在はクールビズの普及でノージャケットも広く容認されているが、時と場合によってはたとえ猛暑日でもジャケットが必須になることも多々ある。そんなサマーシーズンに頼れるのが、五大陸の「エアー・ウェア」シリーズのネイビージャケットだ。
2017年春夏よりスタートした「エアー・ウェア」は、その名のとおり空気をまとうかのように快適な着心地を追求した新シリーズ。ファーストシーズンの今季は、イタリアのタリア ディ デルフィノ社が同シリーズのために織ったウール生地「アーリア 3.1」採用のネイビージャケットが登場した。同生地は抜群の通気性をはじめ、特殊な紡績と織りによる軽量性を備え、涼しく軽やかな着心地を保つ。またシワにもなりにくいため、毎日の業務はもちろん、出張でも活躍する。まさに服を清涼な空気が吹き抜けるような着心地で、真夏をクールに過ごせるはずだ。

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デルフィノ社が開発した「アーリア 3.1」は通常の平織り生地に比べ約3.1倍もの通気性を誇り、ウール100%の上品さも兼備する。

ジャケット¥56,000、シャツ¥14,000、チーフ¥8,000/すべて五大陸(オンワード樫山 お客様相談室 03-5476-5811)、パンツ¥32,000/PT01(ビームス ハウス丸の内 03-5220-8686)、眼鏡¥38,000/フォーナインズ(フォーナインズ 03-5797-2249)、タイ¥14,000/ドレイクス(ブリティッシュメイド 銀座店 03-6263-9955)、シューズ¥74,000/チャーチ(チャーチ 表参道店 03-3486-1801)

TEIJIN MEN'S SHOP
進化したシアサッカーが快適さと着まわし力を兼備

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夏ジャケットの定番生地といえば、独特の凹凸が肌への接地面積を減らし、サラリとした肌触りを味わえるシアサッカー。だが、白地ストライプの一般的なシアサッカーは、オンタイムでは着るシーンが限られていた。そこへいくと、テイジンメンズショップのシアサッカーはソリッドなネイビーによって幅広く着こなせ、さらに真価は汎用性以外にも及ぶ。
このジャケットのシアサッカーは、エルメネジルド ゼニア社が誇る「クールエフェクト」。濃色ながらも太陽光を反射し、服内を快適な温度に保つ先進機能を備える。しかも繊細なつやをたたえるウール・シルクで柔軟性にも富み、軽快なアンコン仕立てと相まって着心地も申し分ない。さらに細めのラペルやほどよいウエストシェイプのスタイルによる、りりしい見た目からもさっそうとした軽やかさを感じさせる。ビジネスはもちろん、オフのドレスダウンもしやすい、この夏、最も活躍するシアサッカージャケットといえるだろう。

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通常、ネイビーのような濃色の生地は太陽光を吸収してしまうが、「クールエフェクト」は太陽光を反射して生地の表面温度を抑える。

ジャケット¥79,000/テイジンメンズショップ(テイジンメンズショップ 銀座本店 03-3561-7519)、シャツ¥35,000/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686)、パンツ¥36,000/インコテックス(スローウエアジャパン 03-5467-5358)、タイ¥11,000/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール 03-6416-0441)、チーフ¥6,000/ブリューワー(シップス 銀座 03-3564-5547)、眼鏡¥¥38,000/フォーナインズ(フォーナイン 03-5797-2249)

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盛夏に大活躍するスポーティーな機能性

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窮屈で固い着心地のビジネスウエアに、近年変革をもたらしたのがストレッチ素材。スポーツウエアのようにストレスのない着心地はビジネスマンから歓迎されたが、その本領は服が汗でまとわりついてつっぱる夏こそ発揮される。
エストネーションのネイビージャケットも、そんなストレッチ素材を用いた一着だ。コットン・ポリエステルのジャージー生地は高い伸縮性だけでなく、吸水速乾性にも優れており、裏地まで省いた一枚仕立てのため、汗をかいてもドライで快適な着心地をキープ。しかも家庭での水洗いが可能であり、洗濯後はハンガーにかけておくだけできちんとした立体的フォルムが復元するという、ケアのイージーさも備える。着心地だけではなく、使い勝手までスポーツウエアのように扱えるのだ。それでいて高度な仕立て技術により、テーラードジャケットならではのりりしいフォルムをたたえている。これぞまさしく、進化した21世紀のネイビージャケットだ。

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肩パッドや裏地まで省かれ、パイピングで仕上げた袖付け。それでいて、肩まわりがりりしく立体的なのは高度な仕立て技術ゆえだ。

ジャケット¥29,000、シャツ¥14,000、パンツ¥19,000、タイ¥10,000/すべてエストネーション(エストネーション 03-5159-7800)、ベルト¥16,000/ ウィリアム(ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686)、シューズ¥57,000/ジョセフ チーニー(ブリティッシュメイド 銀座店 03-6263-9955)

掲載した商品はすべて税抜き価格になります。

Model Photograph:Yoshihiro Kawaguchi
Still Photograph:Takashi Nishizawa(DOUBLE ONE)
Styling:Masayuki Sakurai Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Text:Yasuhiro Takeishi(City Writes) Edit:Kenji Washio

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