旅と暮らし

瀬戸内海を一望できる、大人の隠れ家リゾート

2017.07.14

のかたあきこ

好きな人を喜ばせたいと、瀬戸内海一望のスパリゾートを予約。広島空港から送迎車で約60分、マリーナを見下ろす高台に「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」はたたずんでいる。はじまりは、当地で100年以上続く造船会社が手がけた迎賓館。世界の客人をもてなした空間は近年、リニューアルが施され、大人のふたり旅に開かれた場所になっている。

まずはブルーの世界が迎える。エントランスから一直線に伸びる青のタイルの先に水盤が続き、さらには鏡のように波静かな海と島々が広がる。宿名の“ベラビスタ”とはイタリア語で「美しい眺め」の意味。多様なチェアがそろうラウンジも絶景の特等席だ。ドリンクやシガーが楽しめ、海にまつわる本がそろう。

全45室から海が見え、究極のふたり時間を約束するのは昨年末に完成した「ザ・ベラビスタ メゾネットスパスイート」だ。絶景貸し切りの展望風呂と豪華なパウダールーム、天蓋(てんがい)付きベッドが並び、階上に客室専用のスパルームと岩盤浴とシャワールームを併設する。

館内には大浴場と展望風呂もあり、こちらは敷地内に湧くラジウム泉の尾道温泉を使用。血の巡りを促し、体がよく温まる。露天風呂は海とつながるようなインフィニティバスで、奥は立ち湯。全身がほぐれてリフレッシュできる。

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夕食は和洋3つのレストランから選ぶ。人気は、大きな薪釜で極上素材のグリル料理が楽しめる「メインダイニング エレテギア」。キッチンエリアの席では料理人の動きが見えて臨場感がある。写真は夏の献立一例。「料理もひとつのアクティビティーとして五感で楽しんでいただければ」と、藤井智哉料理長は話す。

食事をはじめ、ホテルでは「瀬戸内キロメートル・ゼロ」をテーマにして滞在のなかに地域の魅力を盛り込む。例えば館内着や客室ファブリックのデニムはすべて、福山市で創業120年余りの「カイハラ」のデニムを採用。風合い、肌触りがよく、旅の記念に買い求めるゲストが多いのもうなずける。

夏はプライベートビーチで過ごしたり、無人島でのBBQプランを楽しんだりと、好きな人を必ず笑顔にする体験が満載! といいつつ、ひとり滞在も魅力的なのでこちらもおすすめしたい。アクティビティーとして用意される禅寺でのお勤めに参加すれば、温泉や食や禅体験を通して自分と向き合える特別な時間が得られる。

プロフィル
Akiko Nokata/旅ジャーナリスト。旅と温泉と地域活性をテーマに年間約200日取材。温泉ソムリエアンバサダー。テレビ東京『厳選いい宿』推進メンバー、旅館本『旅美人スペシャル』編集長も務める。福岡県博多出身。

掲載した価格はすべて税抜きになります。

Photograph:Kiyotaka Kinoshita

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