週末の過ごし方

ハイパフォーマンスを作る、超「姿勢」力講座
【第3回】「仙骨」を意識する

2017.12.25

写真・図版 松尾伊津香

前回は【姿勢が良くならないのは「背中」を意識するから】という記事を書いた。「意識する対象」と「求める行動」を分けて考え、正しく意識を向けられれば必ず結果はついてくる。多くの人はその意識する対象を間違えているために、自分の求める結果が得られない。

姿勢を改善するために必要な意識とは……!?

こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専門ジムZERO GYMでビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。

早速前回の続きを書いていきましょう。姿勢を正したければ背中に意識をおいてはいけない、仙骨に意識を向けるように、とお伝えしました。仙骨とはどこでしょう?

ここです。

写真・図版

上は骨盤のイラストですが仙骨はマルで囲んだ部分。写真のとおり、骨盤の中で唯一背骨とつながっている部分です。横から見てみましょう。

写真・図版

背骨のいちばん下を成している部分です。触ってみるとわかるのですが、お尻の少し上の平たい骨です。男性の場合は丁度スーツのベルトの辺りだと思います。

写真・図版

そして横からの背骨のイラストのとおり、仙骨は背骨のいちばん下にあり、若干前傾しているのが正しい角度です。

写真・図版

あなたの仙骨は後ろに傾いていませんか?

写真・図版

もし猫背になっていることに気づいたら、仙骨を立ててあげてください。仙骨をおへそのほうに引き入れると言ってもいいかもしれません(体が硬い方は少し椅子に浅めに座るといいですよ!)。

これを意識するだけで、背中の筋肉に頼らずに背骨を真っすぐに立てやすくなります。ぜひ日常でも実践してみてくださいね。

では次回はこの仙骨を立てやすくするトレーニングを案内します。では今日もよいビジネスライフを!

ではまた来週!

プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
https://business-life.jp/

【第2回】姿勢を良くしたければ背中を意識してはいけない

【第4回】ついてしまった脂肪は早く落としたほうがいいのか?

Illustration:KAZMOIS

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