旅と暮らし

ハイパフォーマンスを作る、超「姿勢」力講座
【第4回】お正月太り特別記事
ついてしまった脂肪は早く落としたほうがいいのか?

2018.01.04

写真・図版 松尾伊津香

お正月太り。すっかり市民権を得たようにこの時期さまざまなところで目にするこの言葉。ある調査では年末年始からお正月にかけては平均で2kg太るという結果も出ている。忘年会からクリスマス、お正月と続くイベントで、どうしても体が重くなるのがこの季節だ。あなたは重い体を引きずって新年をスタートさせていないだろうか。

というわけで今回はお正月太りへのアプローチとして特別記事をお送りする。

改めまして、あけましておめでとうございます。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専門ジムでビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。

広告もCMも瞬く間にダイエット関連のものが増えてきて、やはりお正月明けというのはダイエットへの意識が高まるのだなと感じています。しかしながら、やらなければいけないとわかっていながらも、なかなか重い体……ではなく重い腰は上がらないもの。というわけで、今回のお正月太り特別記事はこちらを書いてみたいと思います。

「ついた脂肪は早いほうが落ちやすいのか?」

写真・図版

まず、身体のメカニズムから見ていきましょう。

脂肪というのは食べてすぐに作られるわけではありません。食べたものは血液の中にエネルギーとなってぷかぷか浮いているのですが、エネルギーが余っていて過剰だと判断されたとき身体の脂肪合成装置が作動しはじめます。そこで初めて脂肪が作られるのです。

血液の中のエネルギーは運動するとすぐに使われますが、合成された脂肪はかなりのハードな運動をしてはじめて分解スイッチが入ります。具体的にいうと、血液の中のエネルギーならウォーキングでもすぐに使われますが、脂肪という固体になるとウォーキングでは使われません。

ですので、できれば脂肪合成装置が作動する前にエネルギーとして使ったほうがいいと思います。使い切る期限の目安としては、できれば2日以内、遅くても1週間以内には一度運動を採り入れてしっかり動いていきましょう。第1週~2週目の三連休の1/6~8がリセットするポイントかもしれないですね。

写真・図版

こちらが身体のメカニズムですが今日はもうひとつ、「習慣化の観点から」書いてみたいと思います。

私は一生太らない魔法の食欲鎮静術という、食欲を鎮静させることでダイエットを無理なく続ける本を書いています。そのなかでは散々言っているのですが、ダイエットというのは「痩せる」ことではなく「痩せつづける」ことに意味があります。そのため、継続した状態、つまり習慣として自分の身体を維持させることが大事です。その習慣という観点から言うと……

お正月に太った分は絶対に早く戻すべきです。

なぜか。

いま、お正月によってあなたの胃や身体はどうなっていますでしょうか? 胃が重く身体がだるい状態ではないでしょうか。2カ月前のあなた(例えば11月くらい)は「5」という体重が普通な感覚だったと思います。

それが年末年始・お正月で「10」という体重になったとします。5の量が増えたわけですから、身体は重く心地悪さを感じるわけです。その心地悪いと「感じる」状態の間に、この5の量に一刻も早く戻すべきです。

なぜか?

10の状態が持続するといずれ10に心地よさを見いだしてしまうからです。私たち人間は「慣れ」という特性をもちます。そのため、10による心地悪さは継続しないのです。いずれ10が普通だと思ってしまいます。

数カ月後にダイエットしようと思っても5の心地よさを忘れてしまっているため7になっても心地よさを感じます。あなたの身体は、あなたの感覚がその状態に心地よさを感じている(もしくは違和感を感じない)から、その身体になっています。

「いやいや、私は自分の身体が嫌だし常にダイエットをしたいと思っている、自分の身体が心地よいなんて思っていない」と思うかもしれません。しかし、思考や感覚、時間や労力などあなたの「ライフスタイル」を合わせるといまの状態が心地よいバランスのポイントになっているのです。

痩せている人はなんで痩せる食事が継続できるのか? それはその食事が「普通」だからです。その食事が心地よいんです。だから習慣になるのです。あなたの普通が10になってしまわないように今の10の体の状態の居心地が悪いうちに早めに5に戻してあげたがほういいと思います。

写真・図版

体、心、内臓のリセットはお早めに!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
https://business-life.jp/

【第3回】「仙骨」を意識する

【第5回】いつもどおりの食事は、現状維持ではない!

Illustration:KAZMOIS

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