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今年の春も、ジャパンスーツ。
第5回 ダーバン

2018.03.12

今年の春も、ジャパンスーツ。<br>第5回 ダーバン

春になると、どうにもスーツを新調したくなる。新年度のはじまりに、気持ちだけでなく装いも新たにしたくなるのだろう。春は自らを顧みる季節。今一度、自分のスーツへの美学を確認したくなり、ふとジャパンスーツに手を伸ばす。
第5回は、自国&自社生産にこだわり四半世紀、ジャパンスーツの屋台骨、ダーバン。

ジャパンスーツ企画の結びに、ここほど相応しいところはないだろう。
1970年に創業したダーバン。およそ四半世紀に渡り国産ブランドであることに誇りを持ち、創業以来国内生産にこだわり作り続けてきた。自社ファクトリーとなる宮崎ソーイングでは、実に年間13万5000着ものスーツが生産されている。また、その技術も独自の認定制度などを設けることによって、国内で脈々と受け継いできた。

精密な縫製を行うために、工場内の湿度を一定に保ち生地への影響を許さないなど、生地へのこだわりを強く持つ同ブランドだが、それを象徴するのが今回紹介するタスマニアンウールだ。

ロロピアーナ社製の同生地は、ダーバンのエクスクルーシブとして今年20周年を迎えるロングセラー生地だ。教会で着用される衣装に着想を得たライトウェイトな同生地は、まさに春スーツに打ってつけ。

ダーバンスーツの特徴である、日本人の体型に沿った“丸いスーツ”とともに、端然としながら軽やかな着心地を楽しませてくれる。

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柄は中庸なシャドーストライプだが、やや低めのゴージや1プリーツ入りのパンツなど、クラシックトレンドも程よく取り入れている。つまり、単に卒がない1着ではないということ。スーツ¥130,000、シャツ¥17,000、タイ¥16,000、チーフ¥5,500、タイバー¥6,000/すべてダーバン(レナウン プレスポート 03-4521-8190)、シューズ¥29,500/42ND ロイヤル ハイランド(42ND ロイヤル ハイランド 代官山 03-3477-7291)

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

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Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Tomohiro Saitoh(GLOVE)
Hair & Make-UP:Ryo(COME HAIR)
Text:Masafumi Yasuoka(BEARD MAN)

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