旬のおすすめ

春らしさを採り入れるために大切な素材選びと色使い。

2018.03.09

ようやく日中は暖かな気候になり、春の訪れを感じる今日このごろ。ファッションはまだまだレイヤードを楽しめる季節。この時期、おしゃれの主役はやっぱりスプリングコートということで、このアイテムを使ったコーディネート例を紹介していく。

先週のトレンチコートに引き続き、今週もベーシックなコートを使ったスタイリングを紹介。今回の主役はディテールを削ぎ落としたソリッドなルックスが魅力のステンカラーコート。無駄を省いたミニマルなデザインのアイテムだからこそ、コーディネートを通して生地の組み合わせやシルエットへの配慮が必要になる。

400_180123asm-web-2
ステンカラーコート¥60,000(マーガレット・ハウエル/アングローバル 03-5467-7864)、ニット30,000(コバート/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、パンツ¥21,000(ブリリア 1949/トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567)、眼鏡¥37,000(オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス)、グラスコード¥5,400(ディフューザー/ともにブリンク外苑前 03-5775-7525)、シューズ¥65,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 03-5766-6688)

インナーはクルーネックのニットが好相性で、ボトムはトラウザーやスラックスなどをはいて上品さを後押しするのがいい。シャツなど襟付きのアイテムだと、やはりフォーマルな印象になってしまうので避けたいところ。クルーネックのトップスのやわらかくてスマートな印象が、着こなしの上品さをうまくほぐし、適度なカジュアル感を与えてくれる。もちろん、スエットやTシャツも悪くはないが、どうしてもカジュアルさが強調されてしまうので、素材はニットがベスト。

400_180123asm-web-02

加えて、着こなしのなかでの重要なポイントをもうひとつ。それは、色使い。ニットを着ていると、どうしてもコーディネートが重くなりがちだが、春らしいカラーを選ぶだけで着こなしに軽さが出る。ボトムも同様にホワイトをチョイスして、全体のトーンアップを図っている。素材選びも大切だが、特に春において重要なのは季節を演出する色。これを意識するだけでも、スタイリングに大きな差が出てくるはずである。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

 <<トレンチコート、休日はどう着る?

チェスターコートの魅力を引き出すカジュアルな着こなし>>

Photograph:Sunao Ohmori (TABLE ROCK.INC)
Styling: Masahiro Tochigi (QUILT)
Text:Yuichiro Tsuji

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 『アドレセンス』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    『アドレセンス』
    いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    週末の過ごし方

    2025.04.10

  2. アウディ A5・S5<br>【クルマ選び、2025年の正解とは?】

    アウディ A5・S5
    【クルマ選び、2025年の正解とは?】

    週末の過ごし方

    2025.04.22

  3. パールを生かしたミニマルで妖艶なデザイン。<br>【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    パールを生かしたミニマルで妖艶なデザイン。
    【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    小物

    2025.04.30

  4. “価格以上の満足感が得られる料理”を提供!<br>「Vegan Ramen UZU Kyoto」が、<br>世界初の「ミシュラングリーンスター」を獲得。

    “価格以上の満足感が得られる料理”を提供!
    「Vegan Ramen UZU Kyoto」が、
    世界初の「ミシュラングリーンスター」を獲得。

    週末の過ごし方

    2025.04.17

  5. 金沢に出張、からの「ついで旅」Vol.3 <br>谷口建築を巡りカウンター飲みへ。もてなしに宿る利他の心

    金沢に出張、からの「ついで旅」Vol.3
    谷口建築を巡りカウンター飲みへ。もてなしに宿る利他の心

    週末の過ごし方

    2025.04.03

紳士の雑学