旬のおすすめ
洒落者たちのジャケットスタイル、春のマイルール。
今こそ、正統、王道に。
2018.04.09
「ジャケットスタイル」というテーマで、洒落者たち独自のコーディネートにおけるマイルールを伺う本企画。これからの季節、これからの着こなしの参考に、ぜひ。
ユナイテッドアローズ バイヤー
豊永 譲司
「着こなしの正統、伝統をベースに、今らしいジャケットスタイルを提案したいですね」
ジャケットスタイルのみならず、バイヤーという立場上、毎シーズン多様な着こなしをする豊永さんは、昨今の日本のビジネススタイルの変容を踏まえてこう語る。
「ひと昔前に比べ、ビジネスシーンでのドレスコードが緩くなってきているな、と感じることが多くあります。多様性をもつこと自体はいいことでもありますが、そんないまだからこそオーセンティックな着こなしが格好いいなと改めて感じています。そんなことを考えながら、伝統を踏まえて提案したい、ブレザーのスタイリングを自分なりに実践しました」
一見すると王道のブレザースタイルだが、細かなところに豊永さんの提案があるようだ。
「シャツはラウンドカラーで少し印象をやわらかくし、タイと靴下の色を落ち着いたグリーンの配色で深みを出しています。それから、足元は表革のひも靴を合わせるとかっちりした印象ですが、黒いスエードのスリップオンで軽さを演出しています。どれも英国的な背景をもったアイテムですが、色づかいや軽快さを意識することでいまらしい着こなしになるのではないかと思います」
【MY RULE】足元で軽やかさを。
「あえてブレザースタイルにローファーを選ぶことで、軽やかさを醸しています」
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Yusei Fukuyama
Edit,Text:Jun Takahashi(copro system)